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カレーと間借りが変える飲食業界の未来【後編】──カレーおじさん\(^o^)/×シェアレストラン武重~ガヤバジにて

後編も田原町のガヤバジからお送りします 
本連載筆者である僕ことカレーおじさん\(^o^)/と、シェアレストラン代表の武重さんで今後の間借り業界を考える対談。大阪でも東京でも間借りカレー店の経験があり、独立して食べログ百名店にも選出される人気店となった田原町のガヤバジで行い、店主冨永さんも参加しておおいに盛り上がった前編。
後編は間借り業界で成功する秘訣や間借り業界の未来を考える内容のトークとなりました。
是非前編と合わせてお楽しみください。

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カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):間借り店ではどのようなお店がうまくいくのでしょうか? 秘訣はありますか?
シェアレストラン武重さん(以下「シ」と表記):はい。それはですね、メニューやレシピをどんどん変えていくお店は人気が出る可能性が高いです。先程話したビジネスで始める方は最初のレシピから全く変えないんです。ですが、人気が出るお店は限定メニューを出したり、同じメニューでもレシピのブラッシュアップをしていく所が多いです。
カ:それは確かに! 間借りかどうか関係なく、やはり人気出るお店はどんどんレシピ変えていきますよね。大久保の魯珈(ミシュランビブグルマンにも選出された今や日本を代表するカレーの人気店)も最初と今ではだいぶ味違いますし。お客さんのニーズや時代に合わせて少しずつ変えていく柔軟な姿勢と、それを見極められるかどうかということが人気が出るかどうかにつながるということですね。
シ:そうですね。日本橋の「酒とスパイス マツコ」さんなんかも毎回違うカレーを出すと決めて自分を追い込んでいるからこその強さがありますし、だからこそ常連さんが多いんだと思います。
カ:やはりカレーを愛しているということですよね。愛無く金になるからと計算で始めてもうまくいく業界ではないと痛感することが多いです。話少し戻りますが、昔はビジネスとして始める方が多いとのことでしたが(前編参照)、今はそういう方は減ったのでしょうか。
シ:はい。カレー作りが好きで自分のカレーのお店を持つんだという方も多いですし、最近は趣味的に始める方もいます。スパイスカレー作りが好きなんだけど家では家族の好みに合わせてルウでカレーを作っている主婦が、もっと多くの人に自分のスパイスカレーを食べて欲しいという思いで始めたり。
カ:言い方悪いかもしれないですが完全に素人が趣味でスタートするのは危険な部分も少なからずあると思います。その点はいかがですか?
シ:そうですね。もちろんそこはしっかり学ばないといけない部分も多くあるので、最低限「食品衛生責任者」の資格は取ってもらうように伝えています。カレー以外の業態だと店舗で修業された方がほとんどなのですが、カレーは店舗経験無い方の方が多いかもしれません。
カ:その敷居の低さや自由度が大阪の間借りカレー文化を作ったという部分は確実にあると思いますが、飲食を仕事にするということは他人の命に関わる仕事なんだという責任感を持たないといけないですよね。
シ:その通りです。飲食未経験の方には特に伝えるようにしています。
カ:その他で最近の傾向はありますか?
シ:これは間借り業界としては朗報なのですが、シェアレストラン出身のラーメン店が昨年食べログのラーメン百名店に3店舗も選出されたんです。 カ:カレーでは間借り出身で百名店に選ばれたお店は多いですが、ラーメンでも出始めましたか。
シ:はい。ラーメンの場合は実力はあるのに引っ込み思案というか自信を持てていなかった方がテスト営業的に間借りでスタートし、多くのお客さんがついて自信となり、独立して成功というパターンが多いように思います。
カ:カレーの場合は逆が多いかもしれませんね。妙に自信満々で間借りスタートしたもののまるで人気が出ず終了というような。
シ:いずれにしても間借りというのはどちらの方々にとっても良いと思うんです。失敗しても間借りなら金銭面のリスクは低いですし、独立にともなう金銭面のリスクを考えすぎて動けない方の自信につながるきっかけにもなりますし。
カ:まさにそうですね。間借りの良さはやはり金銭面でしょうね。逆に悪さと言うか間借りならではのトラブルもあると思うのですが、今までどういうものがありましたか?
シ:意外とトラブルは少ないんですが、今までで一番大きかったのは、間借りしている方が良かれと思って丁寧に掃除してたらパイプを割ってしまって大規模な水漏れが起こり、下の階に被害が及んで数百万の請求があったということです。ただそれは保険でカバーすることができました。保険に入ってもらうのは徹底していますので。
カ:うわぁ! それは怖いですね。確かに掃除関係はよく聞きます。現状復帰できていない間借り店が少なからずあり、間貸し側が間借りの印象を悪くしてしまうというような。
シ:多くの場合は認識のズレなんです。例えば間貸し側は右側を丁寧に掃除してキープして欲しかったのに間借り側は右側は汚く無いから左側を掃除して、右側はあまり触らずにいたとか。
カ:何がどう綺麗なのかって個人の主観ですもんね。そのあたりはどう調整するんですか?
シ:クレームが入った場合は間に入ってチェックシートを作っています。それでもダメな場合は細かく写真撮って、ここはこのように掃除してくださいとお互いに確認して伝えたり。
カ:そんなことまでしてくれるんであれば安心ですね。話題変わって、先日市ヶ谷のPAIKAJIさんで地方はまだまだ間借りが認知されていないという話が出てきたんですが、実際どうですか?
シ:確かにそうです。シェアレストランが関わっている店舗の割合で言うと、現状8割が東京、1割が大阪、あとの1割がそれ以外となっています。
カ:そんなに差がありますか! 大阪は横のつながりがあるのでシェアレストラン通さず独自に間借りしているお店が数多くあるので実数はそこまででは無いでしょうが、確かに地方だとまだ「間借り」という言葉すら認知されていないという話もありました。
シ:そうなんです。ここは今後の私の目標でもあるのですが、飲食業界において「居抜き」という言葉は全国的に認知されていますよね。でもこの言葉も2007年くらいから広まったもので、その前は知られていませんでした。「間借り」という言葉はカレー業界では認知されていますが、他業種だとまだまだ弱いので、飲食業界全体に「間借り」という言葉が認知されるように広めていきたいと思っています。
カ:確かに自分はカレーの人なので当たり前に間借りという言葉を使っていますが、カレー無関係の人と話すと間借りといってもきょとんとされることが少なからずあります。
シ:そうですよね。今後は地方にも間借りの良さを広げていきたいです。飲食業界は他の業種より圧倒的に廃業率が高く、開業から3年以内で7割、5年以内だと8割が廃業しているという統計があります。
カ:ですね。開店から10年続くお店は1割も無いと。
シ:そうなんです。開業資金の平均価格は居抜きの認知によって昔よりは少なくなりましたが居抜きでも数百万という額になる場合があります。まずはそこまでいく前にテスト営業でリアルな数を見るためにも、間借り営業が広まっていけば飲食で人生が不幸になってしまう方も少なくなると思うんです。
カ:友達に「美味しいからお店開きなよ」などとおだてられて開業しようとしても、その多くはプロレベルではないですし、さらに言えば料理をうまく作れるだけで飲食店はできないですから。経営の部分を勉強するのも間借りというのは良い準備であり経験値になるでしょうし。やってみて自分の料理のレベルの低さに気づくなり、料理作るのは得意でもその他の事務作業や接客ができるのかどうかを知る良い機会となるのが間借りという形だと僕も思います。
シ:私達シェアレストランは吉野家ホールディングスという大手飲食チェーンの関連会社なので、様々な知識やデータを持っています。だからこそのお手伝いができると思っていますし、多くの方にもっと「間借り」いうスタイルをまずは認知してもらいたいです。そのためにもますます頑張っていきます!

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話が盛り上がっている中でガヤバジの冨永さんのご家族が集まっていました。奥様のガヤさん、そして娘さんの幸ちゃん。間借りを経験して学んだことを活かし、独立して成功したからこその幸せがここにあると感じました。
冨永さんも間借り営業をする前は飲食業界で雇われの身として働いていたものの、稼ぎは少なかったと言います。まずは働いていたお店の系列店を間借りさせてもらったそうですが、間借りで自分の店をスタートさせたことが今の幸せにつながっていると言えるでしょう。

今年も本連載は様々な間借りカレー店、あるいは間借りカレー店から独立したお店を取材し、様々なお話をまとめていきます。
是非ブックマークして飲食を営みたい方へお知らせください。
この連載がきっかけとなって間借りを始めて人気店となるお店が出てくるのを目指して、美味しいお店、興味深いお店をご紹介していきます!

店舗情報

【店 名】西インドスパイス ガヤバジ
【住 所】東京都台東区西浅草1-6-2
【営業時間】火〜金11:00〜20:00 土8:00〜20:00 日8:00〜15:00
【定休日】月曜日
インスタグラム https://www.instagram.com/gayabhaji/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!

カレーと間借りが変える飲食業界の未来【前編】──カレーおじさん\(^o^)/×シェアレストラン武重~ガヤバジにて

カレーおじさん\(^o^)/(左)と、シェアレストランの武重さん 
2025年最初の「間借りカレーdiggin’」は、本連載筆者である僕、つまりカレーおじさん\(^o^)/と、シェアレストラン代表の武重さんの二人で今後の間借りカレー界と間借り業界について対談させていただきました。
場所は浅草のガヤバジ。実はガヤバジは大阪でも東京でも間借り経験があり、独立して今や食べログ百名店にも選ばれる人気店となったお店。 店主冨永さんの奥様であるガヤさんの出身地である西インド料理にこだわったメニュー構成は東京においても珍しく、しっかりとスパイスがきいていながら毎日でも食べられそうな優しい味わいが印象的。
行くたびに美味しさのレベルが上がっているようにも感じ、通い甲斐のあるお店です。 先述したように基本的には僕と武重さんの対談なのですが、時折ガヤバジの冨永さんんも参加して一部鼎談となる盛り上がりを見せました。
カレー好きはもちろん、間借り業界、飲食業界に興味のある方必見の内容となっていますので是非最後までご覧ください。

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カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):まずはシェアレストランの歴史を簡単に教えてください。
シェアレストラン武重さん(以下「シ」と表記):吉野家ホールディングスの社内ベンチャーとして正式にスタートしたのは2020年3月なのですが、2017年頃から大阪の間借りカレーに興味を持って食べに行ったり調べたりするようになりました。そんな中でカレーおじさん\(^o^)/が出演していたマツコの知らない世界の間借りカレーの世界を見て「やはりこれだ!」と思いまして、2018年からテストスタートしました。ちなみに1号店は新宿駅前にあったカリガリさんです。
カ:最初からカレーだったわけですね。間借り業界も最近は間借りラーメンや間借りカフェも聞くようになりましたが、やはりカレーが一番多いのでしょうか?
シ:そうですね。やはり安定してカレーのお店は多いです。スタートの年から昨年度まで毎年平均して全店舗の15%前後はカレーのお店です。これは食べログの全国の全登録店舗と比べるとわかりやすいのですが、食べログだとカレーは3%なんです。
カ:ラーメンや居酒屋やカフェなど全飲食業態の中で3%がカレー関係ということですか。意外と少ないんですね。
シ:はい。エスニックというジャンルもあり、この中にはインド料理もあるので実際のイメージとしてはもう少し多いかとは思うのですが、エスニックにはカレー無関係の韓国料理や焼肉も含まれているので、それを考えるとラーメンの7%と比べると確実に少ないでしょうね。
カ:やっぱりラーメン強いですね。
シ:そうなんです。それがシェアレストランの店舗で割合を見るとカレーは13%となり、全業態の中でもダントツ1位となります。
カ:単純に4倍以上の割合となるわけですね。確かにカレーは他の業態と比べると間借りという環境でも作りやすいこともあるでしょうし、やはり「間借り」という言葉がカレーの世界から認知され出したからということもあるのでしょうか?
シ:そうですね。間借りという言葉を広めたのは間借りカレーだと言って差し支えないと思います。
カ:僕自身も間借りカレーという言葉は大阪で起こったムーブメントから知りました。東京でも間借りカレー店はあるにはあったんですが少なかったですし、そもそもその言葉を知る前は間借りなのか実店舗なのかどちらか知ろうとも思っていませんでした。大阪で面白くて美味しいカレーのお店が増え、その多くが間借りカレーだったということから興味を持ったんです。そのあたりは冨永さんに当時の空気感聞いてみたいですね。冨永さん、どうでした? ガヤバジ冨永さん(以下(ガ)と表記):当時の大阪は何でもありというか、カレーもそうですけど店主さんのキャラが濃くて無敵感があったんです。スター的なカレー屋さんもいてカッコ良かったんですよね。
カ:そうですよね。大阪だとカレー関係の雑誌も多かったしそこで見た目キャッチーな店主さんが作る他にない個性的なカレーが本当に多かったです。堕天使かっきー(現在も間借りやイベントで全国各地を巡りながら自身の独立店舗「堕楽暮」を大阪は松虫駅前に構えて営業中)のキャッチーな見た目とキャラが作る他で見たことのないカレーとか。
ガ:あとはマガリー(現在は西田辺駅近くで「マガリーダッタ」と名を変えて独立)の店主さんのパンキッシュなルックスでエスプーマのカレーとか、本当に色々ありましたね。
シ:大阪の間借りカレーが盛り上がったのはそういう人達が多かったからなんでしょうか?
ガ:それもありますし、さらにはそういう方々がカレー業界を盛り上げようということでカレーの新しいお店ができるとみんな食べに行ってたんですよ。うちなんかは大阪で間借りしてた時は本当に小さいお店だったんですが、そんなお店にもWaccaさん(大阪で人気店となり東京は八丁堀に移転し、食べログ百名店にも選ばれた名店)が食べに来てくれてたりとか、自分もそうですけど、どこどこに新しい店ができたと聞くとすぐ食べに行ってましたね。だから横のつながりもとても強かったし、今も強いと思います。
カ:そんな状況に加えて大阪のシェフ達はレシピをいとも簡単に教えてくれる人が多いというのもあると思うんです。間借りカレーが広まった頃に心斎橋でアノニマスというバーを営みながら本町でカレー週イチという間借りカレー店も手がけていた黒田さん(現在も東大阪で「CURRYFORNICATION」という間借りカレー店を営業中)なんかが代表的だと思うんですが、レシピの共有もあってみんなで美味しいカレー作って盛り上げていこうという雰囲気がありましたよね。
シ:なるほど! 吉野家の創業者と同じですね。実は吉野家の創業者も作り方を簡単に教える人で、現在吉野家以外の牛丼チェーンで有名なところにも作り方を教えていたという伝説があるんです。
カ:やはりそういう方がいると文化として広がっていくのでしょうね。文化と言えば先程話題に上がった方々に共通するのが音楽好きという部分で、音楽という文化とカレーという文化が近くにあったからこそ広がったというのもあると思います。ミュージシャンをしながら間借りカレー店を開業し、カレーが人気となって本業がカレーになったシェフは本当に多いですから。
ガ:そうですね。だからカレーのイベントも大阪はとても多かったんだと思います。最近はイベントも減ってきてしまいましたが。
カ:そう。大阪に行くと大阪のカレー業界の方はよく「大阪のカレーブームは終わった」と話すんですが、確かに一過性の大ブームは落ち着いたかもしれませんが東京から見たらまだまだ大阪のカレー業界は熱いなと感じる部分が多々あります。店舗数の割合で言えば街によっては東京よりも高いパーセンテージでカレーのお店を見かけますし、ブームが過ぎて文化として成立し、成熟していく過程にあると僕は感じています。冨永さんから見て大阪と東京の違いってどういう部分がありますか?
ガ:間借りに限らずですけど東京に来て思ったのは創作系より現地系の店が多いことです。うちも最初から西インドのカレーなんですが見た目は大阪っぽい盛り付けだったのを、これじゃいけないと思って食器買いに行って、盛り付けも現地感を強めたんです。
カ:確かにそうでしたね。人気に火が付いたのも現地的な食器で盛り付けてからですもんね。
ガ:はい。それともうひとつ、飲食店同士のつながりが東京は薄いなとも思います。大阪が強すぎるだけなのかもしれませんが。
カ:もちろん東京でもカレー屋さん同士のつながりはある程度存在しますが、確かに大阪のような強さや一体感は無いですね。決して仲が悪いわけではないのですが、店舗数が多すぎてまとまりにくいということも理由のひとつだと思います。
シ:大阪は横のつながりが強いからこそ間借り文化が大きく広がったんでしょうね。私自身、間貸ししてくれそうなお店を探してお話しに行く際も、大阪のお店はとりあえず話聞いてくれる所が多いように感じます。東京は最初構えられるというか、そもそもメールや電話で問い合わせても連絡がつかないことが多いですし。
カ:話は変わるんですがシェアレストラン始まった頃と今で何か傾向の違いのようなものは感じますか?
シ:最初はビジネス寄りの人が多かったんです。原価計算しっかりして安くて元を取れそうな料理で展開していこうと。しかしだいたいそういう所はうまくいきませんでした。
カ:では逆にどのようなお店がうまくいくのでしょうか? 秘訣はありますか?
シ:はい。それはですね…
と、話はまだまだ盛り上がったのですが大分長くなってきてしまったので続きは後編でお伝えします。
後編は来週の公開となります。お楽しみに!

店舗情報

【店 名】西インドスパイス ガヤバジ
【住 所】東京都台東区西浅草1-6-2
【営業時間】火〜金11:00〜20:00 土8:00〜20:00 日8:00〜15:00
【定休日】月曜日
インスタグラム https://www.instagram.com/gayabhaji/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!

新橋【鶏油(チーユ)が主役の新感覚まぜそば】「まぜそば専門 にし田」オープン

新たに誕生した「まぜそば にし田」は、独自に開発した鶏油(ちーゆ)をメインに使用した特製まぜそばです。まぜそばに合う特製麺と店主のラーメンの技術を融合し、濃厚な味わいと食べ応えを実現しました。
店主は、某有名ラーメン店で店長を歴任し、さらにシンガポール店の責任者として培った豊富な経験を活かして開発されました。素材や技術に徹底的にこだわり、多くの方に愛されるまぜそばを目指しています。

「特徴」
  1. こだわりのスープとタレ
    濃厚な豚だしをベースに、鶏油を加えた特製タレを使用。奥深い味わいと芳醇な香りが特長です。

  2. 自家製の具材
    しっとり仕上げた低温調理の鶏肉のさいの目切り
    鶏肉と豚ひき肉をミックスした旨味たっぷりの肉そぼろ

  3. 豊富なトッピング展開
    お客様一人ひとりの好みに応じたアレンジを楽しんでいただけるよう、今後もトッピングのバリエーションを拡充予定です。





メニュー


まぜそば   ¥900
まぜそば大盛 ¥1100
ネギ     ¥100
※口頭注文制 ※現金前払い制

店舗情報

店舗名  まぜそば専門 にし田 
住 所  東京都港区新橋3丁目9−4 田中ビル 1階 ぼっけもん新橋内
オープン日 2025年1月7日
営業時間  月~金 11時~15時 
x   https://x.com/index103000tach

大久保【スパイスと出汁が織りなす、唯一無二のカレー体験】「やまとくら」オープン

500軒以上のカレー店を食べ歩いた店主が、新たにカレー専門店をオープンしました。本格的なスパイスカレーをもっと身近に楽しんでいただけるよう、日本人の味覚に寄り添う“出汁”をベースに、ひと皿ひと皿心を込めてお作りしています。

◆こだわりのスパイスと出汁
十数種類のスパイスは、その日の朝に丁寧にミルで挽き、鮮度を保っています。クミン、カルダモン、フェネグリーク、カレーリーフ、マスタードシード、山椒など、多彩なスパイスを駆使し、その日ごとに異なる香りと風味を演出します。
一方、カレーの基盤となる出汁は、北海道産昆布、鹿児島県産かつお節、香川県産いりこなど、厳選された国産素材を使用。その日のカレーに合わせて出汁を調整し、素材の旨みを最大限に引き出します。

◆おすすめメニュー
「ポークビンダルー」
酸味と辛味が特徴のポークビンダルーを、和の出汁でまろやかにアレンジ。ポルトガルからインドへと伝わった伝統的なカレーが、日本の味覚と調和した一品です。

「日替わりアチャール」
すべてのカレーに、日替わりアチャール(インド風ピクルス)が添えられます。オニオンのクミン和えやキャロットラペといった定番から、きゅうりのゆかり和え、オクラの白出汁和え、大根の桜漬けなど、出汁との相性を考えた創作アチャールもお楽しみいただけます。




メニュー


店舗情報


店舗名  やまとくら 
住 所  東京都新宿区北新宿3-2-16  1階
グランドオープン日  2025年1月12日
営業日  隔週(第2、第4)日曜日 11:00〜15:00  
Instagram https://www.instagram.com/yama_and_kura/

SDGsメディア【Spaceship Earth】に掲載いただきました

世の中のSDGsに関するアクションの活性化・SDGsリテラシーを向上させるためのメディア『Spaceship Earth』に弊社シェアレストラン及び、アトツギレストランの取り組みが紹介されました。

「SDGs」との繋がりを希薄に感じていた方々も実はシェアレストランを通じて、多くの地球貢献に寄与している事を知っていただけると幸いです。是非、ご覧くださいませ。

改めてエレビスタ株式会社様、ありがとうございます。

・会社HP:https://erevista.co.jp/
・サイトHP:https://spaceshipearth.jp/

吉野家HDが手掛けるシェアレストランとは?飲食店が間借りで行う【地球貢献】の取り組みを解説

関連するSDGs目標

  • 目標8:働きがいも経済成長も
  • 目標12:つくる責任、つかう責任
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

飲食店の間借りマッチングサイト「シェアレストラン」の取り組み

https://share-restaurant.biz/

具体的施策

シェアレストランは、バーのランチタイムや個人飲食店の定休日など「飲食店の空き時間と開業希望者とマッチング」するプラットフォームです。この仕組みにより、飲食業界での無駄を削減し、地球に優しい循環型ビジネスを実現しています。
  1. 初期費用の負担を軽減し、起業の促進
    飲食店開業に必要な高額な初期費用を削減し、特に若手シェフや地方在住者など、多様な起業家にチャンスを提供します。これによりエリアの経済を活性化し、雇用創出にもつながります。
  2. 既存資源の再利用
    未使用の時間帯やスペースを有効活用することで、無駄な資源の浪費を防ぎます。これにより、飲食業界全体の持続可能性を高め、地球環境に貢献します。
  3. フードロス削減への貢献
    飲食店オーナーと間借り開業者がメニューを共有することで、食材の効率的な利用が進み、フードロスを削減する事例も生まれています。食材の無駄遣いを減らすことで、環境への負担を軽減します。
  4. 地域コミュニティの活性化
    地元の飲食店を活用し、開業希望の地域住民とのつながりを強化します。地元経済を支えるだけでなく、住み続けられるまちづくりを支援する重要な取り組みです。
  5. 多国籍な利用者のサポート
    シェアレストランは多くの外国人にも利用されており、異文化の料理や新たな考え方を取り入れることで、飲食業界の多様性を促進します。国際的なつながりを深めることが、地球規模での文化交流に貢献しています。
シェアレストランで実績を作り手堅く実店舗をオープンしたランディー夫婦(右・中央)

シェアレストランが飲食店の廃業問題の解決策である理由

  1. 飲食店の廃業問題の現状
    飲食店の廃業数はコロナ禍以前から全産業中で最も多く、業界内で「作っては壊す」現象が繰り返されています。これにより経済的、社会的コストが発生しています。
  2. シェアレストランの特徴と効果
    シェアレストランは500万~1000万円と言われる個人開業希望者の初期投資を10万程度へと最小限に抑え、低リスクで飲食店を始められる環境を提供します。
  3. 持続可能な飲食業界モデルの提供
    シェアレストランを利用することで、個人開業希望者は低リスクで知名度やブランド力を高め、その後に借入をおこしても実店舗開業を安定的に運営可能です。シェアレストラン卒業後に実店舗を出店した160名のうち、廃業に至ったのはわずか4店舗という結果が示す通り、廃業率の低さが特徴です。
  4. 業界全体への影響
    シェアレストランは新規参入者の参入障壁を下げ、持続可能な成功モデルを提供することで廃業率の抑制に貢献しています。これにより業界全体が安定し、より持続可能な飲食業界を作り上げています。
奈つやの中華そば(写真)を始め、シェアレストラン卒業生の3店舗が2024年食べログ百名店に新たに選出されました

飲食店の後継ぎマッチングサイト「アトツギレストラン」の取り組み

関連するSDGs目標

  • 目標8:働きがいも経済成長も
  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
https://share-restaurant.biz/atotsugi-lp/

具体的施策

アトツギレストランは、後継者不足で店は閉めたけど二階など住居部分に住み続けたい飲食店オーナーと1階店舗部分の後継者を間借りでマッチングするサービスです。地域に根差した飲食店の継続と、地方創生への貢献を目指します。
  1. 飲食業の事業継続を支援
    高齢化や後継者不足に悩む飲食店オーナーと、新たに飲食業に挑戦したい事業者をつなぎ、のれんやレシピを守り、地域に根差した飲食店の継承を支援します。
  2. 地方経済の活性化
    地方の飲食店の存続を支えることで、「常連様」の憩いの場を確保、地域経済の発展と地方創生に貢献します。
  3. 多様な人材育成と雇用創出
    新たな後継者が事業を引き継ぐことで、地域に新たな視点とアイデアをもたらし、飲食業のイノベーションを促進します。
  4. 事業継承による廃業防止
    事業継承によって飲食店の廃業を防ぎ、培われたノウハウやブランドを守ることで、地域の飲食文化を維持します。

株式会社シェアレストランのSDGs目標に対する姿勢

  1. 共生型ビジネスモデルの確立
    利用者、飲食店オーナー、地域社会が全て利益を享受できる共生型ビジネスモデルを構築し、サステナビリティを追求しています。
  2. 社会課題の解決を目指す事業運営
    空き店舗や後継者不足など飲食業界が抱える課題に対し、経済的かつ社会的な価値を創出しながら解決に取り組んでいます。
  3. パートナーシップの強化
    地域自治体や飲食業界の関連団体と連携し、SDGs目標達成に向けて協力し合います(SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう)。

期待される成果

  • 飲食店の新規参入と存続率の向上
  • 地域社会の経済的貢献、シャッター街化の防止
  • サステナブルな飲食業界の構築
株式会社シェアレストランは、これらの取り組みを通じて、持続可能な飲食業界と社会の実現を目指し、地球貢献を推進しています。

東京両国【名店復活】赤身ロースハンバーグ「ランディーバーグ」 が実店舗をオープン

店主ご夫婦(右・中央)とシェアレストラン担当者(左)
2000年から神保町で愛され、テレビでも話題となった名店が、ついに夫婦で復活しました。シェアレストランを経ての実店舗開業です。
2016年に健康上の理由で惜しまれながら閉店しましたが、間借り営業を経て、再び皆さまの前に戻ってきました。「体力の続く限り」をモットーに、これからも変わらぬ美味しさをお届けします。
ランディーバーグ/シングル/全部のせ 
ランディーのハンバーグはステーキでも使用されるフレッシュな赤身ロースを大胆にチョップした、他では味わえない唯一無二のものです。ひき肉では味わえない肉肉しい食感をお楽しみいただけます。以前よりもハンバーグは少し大きくしてさらに満足感をアップさせました。口の中でジューシーに踊る感覚をぜひご堪能ください。
レアでもいけちゃう赤身肉  

メニュー

ランディーバーグ シングル 1,780円~

素材へのこだわり:赤身ロースを使用し、ひき肉ではなく伝統の刻み肉を採用。他にはない食感を実現しています。
調理法:レア、ミディアムレア、ウェルダンと仕上げることで、牛肉本来の旨味をお客様に併せて引き出しています。
特製ソース:「ガリマヨソース」をたっぷりと絡めたハンバーグは、白ごはんとの相性が抜群!箸が止まらなくなる美味しさです。
ボリューム:シングルサイズでも満足感のあるボリューム感。ダブル、トリプルとさらに大きなサイズのオプションも選べます。

店舗情報

店主の熟練の技が光ります
〒130-0015
東京都墨田区横網1丁目3番20号 両国江戸NOREN 1階 「ランディーバーグ」
営業時間 11:00〜21:00 (※売り切れ次第終了)
※不定休情報はSNS参照
https://x.com/randy_since2000
https://www.instagram.com/randy_since2000

間借り時代の記事

横浜・戸塚【鮨職人が握るおにぎり】 「戸塚おにぎり研究所」が実店舗オープン

「戸塚おにぎり研究所」が実店舗をオープンしました。大船のシェアレストランで人気だった当店では、元鮨職人がその技術を活かし、ひとつひとつ丁寧に握るライブ感のある「おにぎり」と、こだわりの「どんぶり味噌汁」を提供いたします。

当店のこだわり

創作おにぎりのエッグソーセージ

「鮨職人の技術」をおにぎりに活かした贅沢なひと品

元鮨職人がその繊細な手技を活かし、ふんわりと握りあげたおにぎりは、見た目も味わいも格別です。厳選された素材を使用し、米の旨味や具材の風味を最大限に引き出しています。

厳選した素材の調達

当店では、宮内庁御用達の米店や豊洲の林屋海苔店、中央卸売市場から仕入れる一流の素材を使用。素材そのものの味わいが際立つおにぎりと、ボリューム満点のどんぶり味噌汁をぜひご賞味ください。

メニュー

おにぎりの具材は、紅鮭、焼きタラコ、南高梅、ツナマヨ、イカの柚子塩辛、卵黄醤油漬け、肉そぼろ、辛子高菜、明太子、おかかなど、日替わりで約10種類をご用意しています。

店舗情報

場所: 横浜市戸塚区戸塚町4118-1 はんなり横丁
店名: 戸塚おにぎり研究所
営業時間: 11:00〜14:00(ラストオーダー)
定休日: 月曜日
席数: イートイン 立喰い3席
https://www.instagram.com/totsuka_onigiri_labo/

シェアレストラン時代の記事

横浜 白楽【作務衣男子が作る和カフェ】「カフェカランコロン」オープン

カフェ「カランコロン」が新たにオープンしました。店主の「カランコロン」という下駄の音に由来するネーミングと、和の温かみを取り入れた独自のコンセプトでお客様をお迎えします。 店主は幼い頃からコーヒー文化に憧れ、専門学校で学びながら飲食業や接客業の経験を積んできました。さらに、ケーキが人気のカフェや旅館での接客業務を通じ、人と人とのつながりを大切にする心を磨いてきました。 カランコロンでは、良質なスペシャリティコーヒーを中心に、気取らない雰囲気を楽しんでいただけます。特に学生や働く方々が多いエリアに配慮し、コーヒーはワンコイン(550円)でご提供。上質な豆を焙煎して使用し、豆本来の豊かな香りと味わいを気軽に体験していただけます。 今後は、和風カクテルやコーヒーを活かした新メニューの展開も予定。地域の皆さまに愛される「気軽に立ち寄れるカフェ」を目指します。 ぜひ「カランコロン」で、心地よい時間をお過ごしください。



メニュー



店舗情報


店舗名  カフェカランコロン 
住 所  横浜市神奈川区六角橋1-10-11 Hakuraku Mökki内
オープン日 2024年12月12日
営業時間   8時〜14時半
営業曜日 木曜・金曜営業
Instagram https://www.instagram.com/cafe_karankoron/

間借りで見えた東京進出のリアル【スパイス欧風カレー『PAIKAJI』の場合】

ハンバーグカレー160gチーズトッピング
今年も間借り営業から独立実店舗オープンしたお店は少なからずありましたが、その中でも僕が注目しているというかずっと注目してきたのが市ヶ谷の「PAIKAJI」です。
元々こちらは石垣島で業態や店名を少しずつ変えながら最終的には「ビストロスマイル」として人気となり、16年続いたお店。僕自身石垣島時代からのファンなのですが、石垣島にお店を構えながら同時に新橋で「石垣島カレー南風(ぱいかじ)」として1年半の間借り営業を経て、今年8月に石垣島のビストロスマイルと新橋の南風が統合移転という形で市ヶ谷で「スパイス欧風カレー PAIKAJI」と生まれ変わったという経緯があります。

こちらのカレーは店名にあるとおりスパイス欧風カレーというスパイスカレーと欧風カレーの良いところどり。スパイスカレーのようにグルテンフリーでヘルシーですが旨味やコクは欧風カレーに近く、スパイスカレー好きにも欧風カレー好きにも好かれる味です。 今回はハンバーグカレー160gにチーズトッピングでいただきました。
フルーティーでスパイシーなカレーはピパーツという石垣島を代表するスパイスが使われています。このピパーツ自体も胡椒の仲間ですがフルーティーさのある香辛料。そして何より特徴なのはフォン。
最初に「ぬちぐすい」(沖縄の方言で「命の薬」という意味)としてこのフォンを味わえるサービスも嬉しく、手間ひまかけてとったフォンだからこその深い美味しさとなっています。
ハンバーグもビストロ時代からの人気の逸品。ご飯少なめにすると野菜多めにしてくれるサービスも非常に嬉しいです。 夜はビストロ的メニューもあります。
豚のリエットはクラッカー乗せで良いおつまみ。
食後のデザート盛はかぼちゃのテリーヌと石垣島はちみつアイス。どちらも自家製というこだわりで世界最古のホットコーヒーがよく合います。

今回も大満足のディナーとなりました。そんなPAIKAJIの戸塚さんご夫妻に色々とお話をうかがってきました。本記事は特に地方から東京進出を狙っている飲食店の方必見の内容となっていると思いますよ。 カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):最初に石垣島でお店をされるまでの経歴を教えてください。
PAIKAJIオーナーシェフ戸塚勝敏さん(以下「勝」と表記):最初は京都で和食を3年、その後石垣島の全日空ホテルで10年洋食メインで宴会料理などもやっていました。その中でフォンやブイヨンなど出汁担当だったんです。
カ:その経験がまさに今につながっているのですね。そこから独立してお二人でお店を構えて16年。その最後の1年半は石垣島でお店をやりながら新橋で間借りもしていて大変だったかと思うのですがいかがですか?
PAIKAJIスタッフ戸塚泰子さん(以下「泰」と表記):楽しかったんですよ!
カ:おお、それは素晴らしい。
泰:新橋開店時はしばらく私が新橋のお店に立っていてスタッフの育成などもしていました。カレーは石垣島から送ってもらったのを湯煎して提供する形をとっていました。
勝:石垣島の店の厨房が冷凍食品の製造販売許可をとっていたので、石垣島の厨房で一食ずつ真空パックしたものを冷凍し、東京へ送っていました。大変な部分もありましたが、東京の反応が嬉しかったこともあって、やって良かったなと思います。
カ:その成功もあってここに統合移転という形になったかと思うのですが、東京進出は狙っていたのですか?
泰:はい。カレーおじさん\(^o^)/が石垣島のお店に食べに来てくれた時にお話ししていた「東京は欧風カレーが強い」という言葉がずっと頭の中にあって、いつか東京でカレーで勝負したいなという思いがありました。そんな中で東京でイベント出店の話がありまして、行ってみるとお客様から欧風カレーが好きなんだという声をたくさんいただいて、東京でお店をやりたいと思ったのですが人脈も何もない状態からだったのと、最初から実店舗ではなくテスト営業的に試してみたいという思いがあり、調べていく中でシェアレストランと出会い、新橋のお店で間借り営業をスタートできることになりました。
勝:シェアレストランの方に新橋駅前ビル内で1400円、1700円という価格は厳しいと助言もいただいたんですが、それ以上下げてしまうと儲けが出ないのと、この価格で結果が出なければそれは東京に合わないことだろうからダメなら撤退すれば良いと考え、あのエリアの店としては高価格でしたがそのまま営業しました。
泰:契約も1ヶ月ごとだったんで思い切ることができたんです。確かに高いと言われることもありましたが、ちゃんと価値を理解してくださるお客様も増えて、最終的には席が埋まるようになりましたし、東京の客層の性質というか雰囲気も情報としてだけではなく実際の結果として体感できたので本当に良かったです。地方で東京進出を狙っている人ほど間借りをやってみると良いと思いますよ!
カ:確かにテスト営業としてリアルな数字が出ますものね。そして実際PAIKAJIのカレーはこれだけ手間ひまかけて良い素材使ってこの値段なら安いくらいだと思います。コスパの本当の意味を理解していない方が少なからずいるなと常々考えています。
勝:ありがとうございます!
カ:場所は新橋から市ヶ谷に変わりましたが、いかがですか?
泰:最初は新橋で出店を狙っていんですが諸条件がなかなか難しくて、エリア広げて探して市ヶ谷でご縁があったんですが、結果的にとても気に入っています。市ヶ谷エリアは昼はサラリーマンの方メインで夜がどうかなと思っていたんですが、近所の方が少しずつ来てくれるようになっていますし、週末になると都内の色々な場所からカレーマニアの方がわざわざ食べに来てくれるんです。
カ:確かに東京のカレーマニアは気になるお店があったらどの場所であろうとフットワーク軽く食べに行きますものね。石垣島はリゾート地ですし、客層は確かに全然違うでしょうね。
勝:はい。まだオープンして4ヶ月なので、着実に常連さんを増やしていきたいなと思っています。気になっていただけた方は是非食べに来てほしいですね。
泰:年内は大晦日まで営業予定なので年末のカレーに困ったら是非いらしてください。それと、私達のように地方で飲食店を営業していて都内進出を狙っている方は、本当に思い切って間借り営業してみた方が良いと思います。地方にいても間借りのイメージがわきにくいかと思うんですが、やってみてわかることも多いです。逆にシェアレストランさんが地方に向けて宣伝した方が良いと思いますよ! 私達が成功例としてお手伝いしますので(笑) 石垣島時代から素敵なご夫婦だなと感じていたのですが、東京でもその雰囲気は健在であり、やりたいことをやれているからこその充実感が伝わってきました。

間借り営業は間借り先にもよりますが、短期契約であることが多いので短期集中で実際のリアクションを感じる事もできます。もちろん大変なことはつきまとうと思いますが、今回ご紹介したPAIKAJIさんのように結果につながったお店もあります。しっかり新橋でお客さんをつかんだからこそ都内においても最初から安定感あるスタートが切れているのでしょう。

間借りうんぬん関係なく、PAIKAJIは本当に美味しいお店ですのでカレー好きの皆さんは是非一度食べに行ってみてください。
来年も戸塚さんご夫婦のように、笑顔でお店を運営できる方が増えたら良いなと思います。

店舗情報

【住 所】東京都千代田区三番町18-19アルテビル1F
【営業時間】11:30〜15:00/18:00〜21:30
【定休日】日曜日
インスタグラム https://www.instagram.com/paikaji_ichigaya/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!

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