飲食店開業の成功方法は、成功者の数だけさまざまなアプローチがあります。
その中でも、シェアレストランならではの「
投資を抑えたブランディング」の秘訣をご紹介します。
競争に勝つためには、独自性が必要です。メニューに一貫性がなければ、独自性を打ち出すことは難しくなります。つまり、際立つアピールポイントを持つことが重要です。この方法は、実店舗や大型店、大手ではなかなか実現が難しいものです。
以下の1〜3のステップで、具体的に解説していきます。
1. ジャンルをとことん絞り込み、「◯◯といえば◯◯」を作り上げる
まずは、提供するメニューのジャンルをとことん絞り込み、「◯◯といえば◯◯」という状況を作り出します。
例えば、
「蒸し春巻きといえば◯◯」
「せんべろ刺盛りといえば◯◯」
のように、ニッチなジャンルを代表できるようになれば、成功への第一歩です。
注意すべきポイントは、
「魚介系ラーメンといえば◯◯」のように広すぎるジャンルではなく、
「金目鯛ラーメンといえば◯◯」のように、さらに絞り込むことが大切です。
2. 原価をかけたメニューで大胆に勝負
よくある生でも揚げでもない、「蒸し春巻き専門店」に特化してテレビ取材も
次に、メニューの原価率を
他店よりも高めに設定します。
原価はあくまで「
宣伝コスト」と割り切りましょう。
副業として週1回の営業など、リスクを抑えながら実施するのが理想的です。シェアレストランで家賃を抑えてその分を原価に振り向けます。ワンオペで人件費を抑えてその分を原価に振り向けます。
採算を気にせず、思い切り良い原価をかけることで、他のプロにはできないような独自性を発揮できます。
これが、素人でもプロに勝てる一つの方法です。
3. ジャンルに特化した発信で代表店を目指す
三軒茶屋の行列店「コーヒー&トースト」
ジャンルを絞り、原価をかけて、しっかり発信することで、そのジャンルの代表的な店になれる可能性が高まります。
ジャンルを代表した店になることの最大のメリットは「
価格の決定権を持てる」ことです。
有名店でない限り、価格の決定権は消費者側にあります。
そのため、無理に値上げをすると客数が減るリスクがあります。
多くの飲食店がこの問題で悩んでいます。
一方でジャンルを代表するような有名店では、三軒茶屋の行列店「コーヒー&トースト」のように最初は700円の単価で始めても、2000円以上の単価に引き上げることができます。人気がないと値上げもままならないので、気を付けて下さい。
最初のうちは盛り付けなどがメニューが不安定でも、研究を重ねることで、同じ原価で価値を高め、最終的には適正原価に近づけることも可能です。
まずはジャンルを絞り、原価をかけて、しっかり発信しましょう。コツコツと積み重ねれば、必ずや先輩がたのように話題のシェアレストランとなるはずです。
まとめ
まずはリスクの少ないシェアレストランで、実店舗やチェーン店が太刀打ちできないようなメニューを絞り込んで提供することが、 飲食店成功への一つの道です。借金を作って飲食店を作ってはいけません。まずは借金をせずにファンを作るのです。
「◯◯といえば◯◯」
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