~植物マニアの間借り野菜カフェ「プラント×プラント」
有名カフェで「野菜」を学んだ方が神宮前で間借りデビューした 「プラント(植物)×プラント」。「映える」メニューや新鮮野菜が感度の高い周辺ワーカーなどに大人気を得たのちに、間借りを卒業。現在はその健康的で美しいブランドイメージを活かしてEC販売にシフトしている。今回はそんなプラント×プラントオーナーの草野さんの間借り時代、2019年2月のインタビューです。「草野さんって、本名なのでしょうか?」
はい、本名です(笑)。たまたま野菜も植物も好きなのですが、この仕事は運命だと思って取り組んでいます。「絶対、運命ですね!オープンおめでとうございます!さすがにお花が多いですね。」
ありがとうございます。今までお世話になった方たちからもお祝いで頂きました。 お陰様でまだオープンして二日目ですが、たくさんの方にお越しいただきました。やりたい事とお客様の期待の違いも感じられて、どんどん期待を上回っていけるよう努力していきたいと思います。
「メニューを教えて頂けますか?」
サンドイッチ、スープ、サラダ(後に大人気となるカレーを追加)で、いずれも生産者のわかる野菜やハーブ・フルーツ等を使用し、鮮やかな色を美しさとして取り入れています。3種のサンドイッチは、野菜をモリモリ食べられるものです。表面を軽くトーストしています。もっともっと見た目も工夫して楽しめるものにしていきたいです。 サンドイッチだけでなく、野菜スープが人気で驚きました。野菜スープは日替りです。見た感じミネストローネに見えて、実は白出汁の旨味を加えた和洋折衷のものとしております。ここはフルーツカクテルのお店ですので、昼と夜で相乗効果を生み出せたら良いなと思いました。「商品がどれも綺麗ですね!草野さんは飲食店経験が豊富です。」
はい、10代からイタリアンチェーンでホールやキッチンを担当しました。飲食店の楽しさを知り、レベルアップを目指して、本格和食の店に転身。最終的に料理長まで行きました。カフェ巡りが好きで100件以上回っていますが、業界でも有名で私も大好きな野菜カフェで勉強するチャンスがあり、和食店とかけもちしました。スーパーフードなど希少素材の取り扱いや見せ方、仕入れからドレッシングの手作りまでたくさん吸収しました。和食店の方も無事に後任も育ち、オーナーも独立を応援してくれました。
「開業した理由をお聞きしてもいいですか?」
飲食店は自分の嗜好・経験・考え方・人とのつきあいが商売に繋がるのが面白いところです。ただし、そこで働くのは好きだけど、オーナーと従業員の役割は違う。
オーナーをそばで見ていて、自分で一から店を作りたいという気持ちが強くなりました。
「間借りの大変なところを教えて下さい。」
冷蔵庫・備品などスペースを共有しており、置き場が限定されていて品数を増やせない点です。モノを置ける場所のありがたさを痛感しました。それとこれは間借りに限った事ではありませんが、アピールをしなければお客様には届きません。知って頂く事から始まり、商売に繋げるまでの一連の努力にオーナーの凄さを体感しました。「では最後に今後、シェアレストランで開業される方へアドバイスをお願いします」
なんにしても、どんな経験をしてきた人でも挑戦したら失敗はつきものです。シェアレストランでは投資をしない分、失敗のリスクは実店舗よりも少ない。間違いを改善・修正がしやすいのです。自分も将来は実店舗を持ちたい、その為の準備期間としてスタートしました。やってみることをオススメします。