僕が「店名に嘘がないな」と思った店。
浅草橋のカリーギーク。

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ある日のバターチキンカレーとポークビンダルー
浅草橋駅近くの神田川沿いに技研ベースというコワーキングスペースがあります。ここの1Fはカフェスペースともなっているのですが、そちらで間借り営業しているのが今回ご紹介する「カリーギーク」。ギークとは平たく言えば「オタク」的な意味。僕自身まさにカリーギークであり、その店名に惹かれて行ってみたらとても美味しいのみならず、ギークならではの「わかってる感」が随所に見られて楽しいカレーでお気に入り店となりました。
カレーの内容は日替わりで2種。どちらか選ぶか2種盛りにするかという選択肢。インド感ある副菜も乗ります。
ある日のカレーは北インドのバターチキンカレーと南西インドのポークビンダルーでした。これに合わせる副菜が東インドを感じさせるマスタード感あるもので東西南北ざっくりインド一周。カレーの味もスパイスカレー店によくあるタイプでなく、インド現地の味に近いのですがそれを日本米に合うような着地点でまとめた絶妙なカレーであり、東京のオールドカレーファンが好むインド風カレーライスに近い形なのが素晴らしい。 またある日はチキンとサグ。チキンはシャバっとしたテクスチャの王道。サグはペーストではなくざく切り青菜にクリームチーズも入っているのがパニールを思わせて良いです。
安易に流行りのカスリメティを振りかけるのではなく、パセリがかかっているのも逆にギークを感じました。色々とわかってらっしゃるなと。

というわけでカリーギーク店主サトーさんにお話をうかがってきました。

カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):店名に嘘のないカリーギークっぷりで今日も美味しかったです。
カリーギーク店主サトーさん(以下「ギ」と表記):ありがとうございます。
カ:サトーさんは元々出版社にいらしたとうかがいましたが、それが現在のように間借りカレー店を営むようになったのはどんな経緯があったのでしょうか?
ギ:子供の頃からカレーが好きでした。小学校5年生くらいに初めて「ナイルレストラン」のカレーを食べて衝撃を受け、「アジャンタ」のあまりの辛さに衝撃を受け、気がつけばカレーの虜になっていました。中学生ぐらいから料理もチャレンジするようになりました。
カ:僕も初めてのインドカレーは小学生時代のナイルレストランでした。そして昔のアジャンタは今より辛く感じましたよね。こちらが辛さに慣れたのかもしれませんし、実際もっと辛かったのかもしれませんが。
サ:50年前くらいは確実にとても辛かったと思います。そんな少年時代を過ごして大学卒業後、アルバイトを経てIT系の出版社で仕事をしていたのですが、所属している編集部の編集長もカレー好きだったので「カレーの本を作りましょう!」と提案して「東京うまい店・辛い店 辛ミシュラン」という書籍を作りました。会社を退社後も、その編集長とカレーイベントなどを開いたりしてカレー活動をしていました。
カ:ではカレーを本業とはしていないものの仕事で関わってはいらしたのですね。それが現在のお店を借りるようになったのはどんなきっかけですか?
ギ:いつかは店でもと思っていたのですが、先程の編集長が「知り合いが浅草橋で、飲食店の営業許可ととったコワークスペースを始めた」と聞いて、紹介してもらいました。
カ:そうでしたか。今もフリーランスでデザインの仕事をされているということですが、だからこその間借り営業というスタイルなのでしょうか。
ギ:そうですね。それと最近カリーギークのYouTubeチャンネルを今年始めてみたんです。
https://m.youtube.com/@currygeek009
好きなことを自由にやりたい方に間借りというスタイルは良いと思います。 ギークだからこそ好きなものには徹底的にこだわり、追求するその姿勢に共感を覚えました。
店主サトーさんや僕と同じように「自分もカリーギークだ!」と思っている方には特におすすめのお店ですよ。

店舗情報

店 名   カリーギーク
住 所   東京都千代田区東神田2-8-1技研ベース内
営業非   火、水、木、金のランチ 11:50〜14:00(LO13:30)
※詳細はSNS確認
Instagram  https://www.instagram.com/curry_geek/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!