★間借りとは
今、密かに注目を集めている「間借り制度」をご存知ですか?既存のお店を借りて、開業するシステムのことです。
例えばカフェを借りて、居酒屋をする。居酒屋を借りて、パン屋さんをする。など、そのやり方は様々です。
初期費用なしで始めることができるため、リスクを下げることができるのが、大きなメリットです。
また、貸す側も営業時間外で収入を得ることができるので、双方にとってメリットが大きいのです。
今回はそんな間借り制度を利用しているお店の中でも、渋谷エリアに注目してご紹介していきます!
★渋谷エリアのお店紹介
○究極のブロッコリーと鶏胸肉
デリバリー・テイクアウト専門店の『究極のブロッコリーと鶏胸肉』1号点は、渋谷に存在します。こちらでは、ブロッコリーと鶏胸肉に特製のドレッシングをかけるだけという極めてシンプルなメニューを提供しています。
このメニューが健康志向の方にかなり大人気となり、なんと1年で26店舗にまで拡大しました。
渋谷の1号店は、バーを間借りしており、午後2時半で閉店します。
オーナーは、初期費用を圧倒的に抑えることができる点に、かなり魅力を感じて起業したそうです。
元々IT業界の出身のオーナーは、実は外食に関しては経験ゼロ。
「間借りでなかったら、起業できなかった。」と話すほど、この間借り制度に後押しされたようです。
飲食経験ゼロの方でも、間借り制度であれば、こんなに成功することができるという希望のお店ですね!
『究極のブロッコリーと鶏胸肉 渋谷店』の店舗情報
店舗名:『究極のブロッコリーと鶏胸肉 渋谷店』住 所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町25−4 ダッキープラザ B1F
○『零のローストビーフ』
元々、築地で肉弁当の人気店「絶対零度」で沢山の人に愛されてきた店主が、渋谷に間借り制度を利用して再オープンしたお店です。お店のコンセプトは、「戦う者たちへ。自己を奮起するようなランチを。」
そのコンセプト通り、お店で提供されるローストビーフはボリュームたっぷり。
赤身肉の「グラスフェッドビーフ」を低温調理でじっくり調理しています。
低温で火入れをすることによって、お肉に負担をかけることなく調理することができます。
お肉がもつ本来の旨味を逃すことがないので、柔らかくてジューシーなローストビーフができるんです!
「渋谷には多くの戦う方々がいる」と語る店主は、そんな方々にこのローストビーフを食べて「頑張ろう!」と思ってほしいとのこと。
想いも旨みも詰まったローストビーフ、ぜひ食べてみてください!
『零のローストビーフ』店舗情報
店舗名:『零のローストビーフ』
住所:東京都渋谷区渋谷1丁目25−10 Curva内
営業時間:11:00−15:00 不定休
Twitter @hibiki_isa_hero
○『松濤フルーツ』
ランチタイム限定で販売されるこちらのフルーツサンド。なにやらパンが真っ黒ですが、何のパンだか分かりますか?
そうです、こちらなんと「竹炭」です!
毎朝仙台から直送される生食パンには、しっかりと竹炭が練り込まれており、食べることでデトックス効果もあります。
あまおう苺やシャインマスカットなどの旬なフルーツを贅沢にいただくことができるこちらのサンド。
なかなか見ない斬新なビジュアルですが、黒いパンによってフルーツとクリームがより際立って見えるので、綺麗ですよね。
いつものサンドに飽きたという方は、こちらのお洒落なサンドをいかがでしょうか?
『松濤フルーツサンド』の店舗情報
店舗名:『松濤フルーツ』
住 所:東京都渋谷区道玄坂1−20−2 オリエンタル道玄坂B1F 不定休
○『あでぃくと(仮)』
本格派スパイスカレーのこちらのお店も、渋谷で曲がりを利用する店舗のひとつです。こちらの店主は、自他ともに認めるカレー好き。
SNSにも、美味しいカレーを届ける想いなどが綴られています。
色味豊かで、見て美味しい!食べて美味しい!という、こだわりーのカレーは一度食べるとヤミツキになります。
「カレー屋をやりたい」という店主ふたりが、大手企業で勤める傍ら、週末のみこちらでカレーを作っているんです。
実店舗を持つと、お店を休みにする期間がもったいないですが、間借り制度を利用すればこのように副業という形で、好きなお店ができますよね。 ぜひ、カレーを愛する店主たちの心こもったカレーを召し上がってみてください。 https://www.instagram.com/curry_addictor/
『あでぃくと(仮)』の店舗情報
店舗名:あでぃくと(仮)
住 所: 東京都渋谷区道玄坂2丁目17−3 SGビル 2階
Instagram @curry_addictor
○『ノマドカフェ NOPAY』
ここからは、学生が渋谷で起業した例をご紹介していきます。こちらの「ノマドカフェNOPAY」は、その名の通り無料で居座ることができます。
もちろんコーヒーなどを注文することもできます。
作業したい人や繋がりを求める人が気軽に集うことができる、学生にとっては有り難すぎるお店ですね。
店主は、早稲田大学の学生。
間借り制度を利用するとなったとき、真っ先にあがったのは若者が集まる渋谷でした。
この渋谷の地で、企業と学生が繋がったり、同じ志向の人が集まって新しい何かがうまれたりすることを理想として、学生たちに場所を提供しています。
『ノマドカフェNOPAY』の店舗情報
店舗名:東京都渋谷区神泉町8−1鈴屋ビルB1F
営業時間:21:00~5:00 不定休(2021年2月現在休業中)
Instagram @nomadcafe_nopay
○ギリシャカフェ『ノスティモ』
渋谷ののんべい横丁で、学生が夏休みの1ヶ月だけオープンさせた「ノスティモ」。イギリスの留学中に影響を受けたというギリシャのフードメニューを多く提供していました。
こちらは期間限定なので、もう閉店して店主は企業に就職しています。 間借り制度を利用すれば、このように期間限定でチャレンジしたい学生でも気軽に足を踏み入れることができます。
これをきっかけに飲食に関わる人が増えるのは、とても嬉しいですよね。
長期では続けられない方でもできるという、成功例ですので、ぜひ参考にしてみてください!