ねぎキーマは日本と中華の間くらいなテイスト。合い挽き肉と根菜の織りなす食感も楽しいです。
ベジタブルキーマは甘味が特徴。玉ねぎや人参の甘味もしっかりありますが、さらに砂糖による甘味も感じて、3種のカレーそれぞれベクトルが違うので飽きません。
クッテコ名物の追加オイルは焦がし醤油、コリアンダー、グリーンカレーをオーダー。様々なオイルで味変できるのも飽きなくて良いです。
開店以来何度か食べに行ってるのですが、ここのところ限定の個性派メニューばかり食べていてレギュラーメニューを食べたのは久しぶり。しっかりと進化を感じました。
店主の磯田さんにお話を聞いてきました。
CUTTECO磯田さん(以下「ク」と表記):ありがとうございます! 現在ここ以外でもカレーを提供してまして、他のシェフと意見交換することも増えてきて、色々参考にしながらもっと美味しいものを作りたいと頑張っています。
カ:確かにかなり多くの場所でカレーを提供してますよね。具体的にどこでどのような形か教えてください。
ク:こちらのバー東日本橋の間借りで昼夜提供している他に、新宿歌舞伎町のバー「ポロック」でもカレーを出しています。他に入谷でスパイス居酒屋「居酒DOUCHUU」を経営しています。また、県外にも展開させるように準備中です。
カ:凄いですね! 入谷で実店舗を持ちつつも間借りも同時進行というわけですが、その大元のスタートはこちらの隣でしたね。そもそもここで間借りカレー店を始めたきっかけはどのようなものだったのですか?
ク:元々は飲食と別の話でここのオーナーを紹介されたのですが、昼間を使っていないので何か活用出来たらという話になり、周りにカレー好きが多かったのとオーナーも毎日カレーでも良いっていうくらいカレー好きで、じゃあ間借りカレーをやってみようとなりました。
カ:そこから5年というわけですね。当時から今までずっと間借りカレー店を続けてきて、何か感じることはありますか?
ク:この5年で間借りカレー店は増えたとも思うんですが少し淘汰されたようにも感じます。その分生き残っているのはレベルが高いお店ばかりだなと。あと、実店舗に変わっていったお店も増えたなって思います。
カ:そうですね。ぶっちゃけるとレベル高く無いお店もまだまだありますが、間借りカレー店が増えたこともあってレベルが高くないと続かなくなったと思います。中には実店舗の人気店に負けないレベルのお店もありますし、そういうお店は人気も出て独立していきますね。進化し続けないといけない時代と感じます。最後に何か読者の皆さんへメッセージがあればお願いします!
ク:6月で5周年ということもあり、いろいろ作り続けてきてレギュラーカレーの味がだいぶ向上しましたので是非味わってみてください! 勿論、気まぐれで作る変わり種のカレーもまだ作り続けて行きますので楽しんで頂ければと思います。そして、味変オイルを活用して自分だけのカレーも見つけて頂ければ幸いです!
必ずしも実店舗を持たずとも、飲食を職業にして生きていける可能性はコロナ以前よりもあると感じています。そしてその一つに間借り業態があるのも紛れもない事実。長く続いている間借りカレー店には長く続く理由があるのです。
店舗情報
住所:東京都中央区東日本橋2-17-6 華ビル1F
営業時間:LUNCH 11:30~14:00(土日は15:00まで)
DINNER 19:00~23:00
定休日:月曜日
営業詳細はInstagramをご確認ください
Instagram: https://www.instagram.com/curryshop_cutteco
カレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!