中華料理・香港餃子で修行 ➡ 餃子一本で勝負する「羅餃」店主

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店主の鳥谷部さん

特別な餃子を作るのではない

中華で培った技術で、日本の餃子をどこまで突き詰められるか
一見すると、普通の餃子です。
焼き餃子。
厚めの皮。
肉の餡。
生姜の香り。
奇抜な具材が入っているわけでも、見たことのない形をしているわけでもありません。
けれど、この「普通」を作るために、店主・鳥谷部徹さんは中華料理店や香港餃子専門店で培ってきた経験を注ぎ込みました。

2026年9月1日、川崎・中島商店街にオープンした餃子専門店「羅餃(らぎょう)」。

目指すのは、変わった餃子ではありません。 普通に見えて、普通ではない。 日本人が昔から親しんできた餃子を、料理人として改めて突き詰める。 そんな餃子専門店が、シェアレストランを活用した間借り営業からスタートしました。

中華で修業したからこそ、日本の餃子へ

鳥谷部さんはこれまで、中華料理店や香港餃子専門店で調理経験を積んできました。 餃子には、皮、餡、焼き方、火加減など、さまざまな技術が詰まっています。 その経験を生かして、今回選んだのは中華料理店でも香港餃子店でもありません。 日本の餃子です。 「日本で昔から親しまれてきた餃子を、自分なりに突き詰めたい」 そう考え、試作を重ねました。 目指したのは、食べた瞬間に驚くような餃子ではありません。 食べ終わったあとに、 「また食べたい」 と思ってもらえる餃子です。

普通だからこそ、細部にこだわる

羅餃の餃子は、一見するとシンプルです。 しかし、そのシンプルさを成立させるために、皮の厚み、餡の水分量、生姜の使い方、餃子のサイズ、焼き上がりまで細かく調整しています。 皮はやや厚め。 焼けば表面は香ばしく、中はもちもち。 餡には生姜をしっかりと効かせています。 ただ臭みを消すためではありません。 肉の旨味を引き立てる、爽やかな風味として生姜を使っています。 さらに、一口で食べやすいサイズにすることで、皮と餡、そして餡からあふれるスープが一体となるように仕上げています。 噛んだ瞬間に広がる肉の旨味。 香ばしい皮。 もちもちとした食感。 そして生姜の爽やかさ。 どれか一つを目立たせるのではなく、すべてのバランスを整える。 特別なことをするのではなく、普通を突き詰める。 そこに羅餃の個性があります。

看板は餃子12個とライス

羅餃の基本となるのが、餃子12個&ライス(スープ付き)。 焼きたての餃子を、ご飯と一緒に思い切り食べてもらう。 シンプルだからこそ、餃子そのものの完成度が問われます。 そして、メニューも餃子に絞りました。 ラーメンもない。
チャーハンもない。
豊富な中華料理もない。 餃子一本です。 「一つの商品に向き合って、何度も改良していきたい」 そんな思いから、餃子だけで勝負することを決めました。

なぜ「羅餃」という名前なのか

店名の「羅餃(らぎょう)」の「羅」は、羅針盤から着想を得ています。 「導く」「選ぶ」。 これから自分たちが進んでいく方向を示す存在として、「羅」の字を選びました。 そして「餃」を入れることで、名前を見ただけで餃子の店だと分かるように。 「羅餃」という覚えやすい響きや語呂の良さも、店名を決めた理由の一つです。 まだ始まったばかりの店。 だからこそ、これからお客様と一緒に「羅餃」という名前を育てていきたいと考えています。

「餃子だけ」で、間借りから始める

羅餃は、最初から自分の店舗を構えるのではなく、シェアレストランを活用した間借り営業からスタートしました。 その理由は明快です。 まずは食べてもらいたい。 実際にお客様に食べてもらい、どんな反応があるのかを知る。 もっとこうした方がいい。
この焼き方がいい。
このサイズがいい。 営業をしながら、お客様の声を聞き、餃子をさらに磨いていく。 間借りだからこそ、まず小さく始めて、自分の商品を試しながら育てていくことができます。 これは、これから自分の店を始めたい料理人にとっても、一つの開業方法です。 最初から完成した店を作るのではなく、まず一皿から始める。 羅餃は、その一歩を踏み出しました。

いつか「餃子なら羅餃」と言われるために

現在は、火曜日から日曜日までの10時〜14時に営業。 店内だけでなく、テイクアウトにも対応しています。 焼きたてが一番美味しい。 それでも、持ち帰って少し時間が経っても「美味しい」と思ってもらえる餃子にしたい。 そのために、焼き方やサイズ、皮と餡のバランスも調整しています。 まだ、始まったばかりです。 大きな店舗があるわけでもありません。 たくさんのメニューがあるわけでもありません。 あるのは、餃子一本で勝負するという覚悟と、料理人として積み重ねてきた経験。 普通に見える餃子を、普通で終わらせない。 そしていつか、 「餃子が食べたいなら羅餃」 そう言ってもらえる店になる。 川崎・中島商店街で始まった小さな間借り営業は、そんな未来に向けた第一歩です。 普通を選んだからこそ、普通では終わらせない。 羅餃の挑戦は、焼きたての餃子一皿から始まります。

店舗情報

店名: 羅餃(らぎょう)
店主: 鳥谷部徹
開業日: 2026年9月1日
住所: 神奈川県川崎市川崎区中島2丁目12-4 Lotus内
営業時間: 10:00〜14:00
営業日: 火曜日〜日曜日
業態: 餃子専門店
Instagram: @ragyo2511