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三宮【神戸の食文化を学べる】新しい料理教室「Nippon Gourmet Academy」がオープン!

新しい料理教室「Nippon Gourmet Academy」が訪日外国人向けに新規オープンしたことを報告致します。「Nippon Gourmet Academy」は、神戸港の近くで、新鮮な魚介類と神戸牛の両方を楽しむことができる実践的な料理教室です。

「寿司と神戸牛の芸術をマスターする」実践型クラス

この料理教室では、寿司作りと神戸牛の調理を実際に体験しながら学べます。クラスでは、寿司の歴史や神戸牛の認定基準など、他では得られない食文化の知識も学べます。

メニュー

価格 200ドル(税込)
特典 プライベートグループの予約も受け付けています。
予約 https://www.viator.com/tours/Kobe/Sushi-and-Kobe-beef-Cooking/d27432-5502924P1
※食材確保の都合上、2日前までにお申し込みください。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。新しい日本の味と文化を学びながら、神戸の素晴らしい食材を楽しんでください!

店舗情報

開催時間   11:00~14:00、14:00~17:00
開催場所   兵庫県神戸市中央区中山手通1-9-18 7階
ホームページ https://nippon-gourmet-academy.com/

木場【感動のこの一杯!スープ完飲必須!】「麺彩 餞-HANAMUKE-」オープン

「ラーメンで人々を感動させたい」そんな想いを胸に、新たな一杯が生まれました。店名は「麺彩 餞-HANAMUKE-」。

旅立ちや新たな門出を祝う意味を込めたこの一杯は、こだわり抜いた素材と製法で作り上げられています。

「極上のスープ:豚のコク×貝の旨み」
スープは、厳選した豚をベースに7時間以上じっくりと炊き上げ、濃厚な旨みを抽出。さらに、仕上げに貝の旨みを加えることで、動物系のコクに負けない深みとキレのある味わいを実現しました。一口飲むごとに、異なる層の旨みが広がります。

「こだわりの麺:浅草開花楼製の中細平打ち麺」
麺には、名門・浅草開花楼製の中細平打ち麺を採用。スープとの絡みを最大限に引き出すために加水率を調整し、茹で時間を短めに設定しました。これにより、スープと一体となった絶妙な食感を楽しめます。 「餞-HANAMUKE-」の一杯が、食べる人の新たな一歩を後押しする存在になりますように。進化し続けるラーメンの世界を、ぜひご体感ください。




メニュー


店舗情報

店舗名 麺彩 餞-HANAMUKE- 
住 所 東京都江東区木場2-7-22 
オープン日 2025年2月1日
営業時間  11時~15時
定休日 不定休
※定休日の確認等は、下記のインスタグラムでご確認下さい 
Instagram https://www.instagram.com/mensai_hanamuke/
X      https://x.com/mensai_hanamuke

「ミスターラーメン」に学ぶ!ラーメン勉強会の中身を特別に一部公開!

「美味しさに上限はない」

「美味しさ = 客数」

2025年1月29日(水)株式会社せたが屋の社長である前島司様をお迎えし、ラーメン店の開業や運営に関するお悩み相談会を実施しました。
前島社長の言葉には、独学で試行錯誤を続け、四半世紀もの間ラーメン業界でトップを走り続けた凄みがあります。
ラーメン店のみならず、他の業態や間借り営業においても成功するための普遍的なノウハウが詰め込まれていると感じました。シェアレストラン担当も非常に勉強になりましたので是非共有させて下さい。

講師プロフィール

株式会社せたが屋 社長 前島司 様
2000年に「らーめんせたが屋」、翌年に「ひるがお」を二毛作スタイルでオープン。独学でラーメン作りを学び、枠にとらわれないアイデアで新たなブランドを次々に生み出し、注目を浴びました。
2007年にはニューヨーク進出を果たし、米国やアジアを中心に積極的に海外展開を推進。翌年、New York magazine「Best of New York, Restaurant Section」を受賞し、世界のラーメンブームを牽引しました。
「ミスターラーメン」という愛称で親しまれ、日本ラーメン業界をリードする一人として、後進の育成や業界の発展にも尽力。

Q&Aの一例

Q.数々の人気店を独学で立ち上げた事でも有名な前島社長ですが、修行に入るという選択肢はなかったのでしょうか?

A.もともとラーメンが好きで10年ほど自作を続けていました。友人なんかにも振る舞っていたのですが、美味しいラーメンができたので開業しました。もっとも修行に入っていたら、もっと早くお店を出せたかもしれませんね。

Q. 醤油、塩、味噌、家系、豚骨と多様なスタイルを習得されていますが、それぞれどのように研究されたのでしょうか?

A.時間はかかりましたが10年間の自作時代に、自由にいろいろなラーメンを作る経験を積んだことが活きているんだと思います。
どれか一つに絞り込んだ方が効率はいいです。ラーメン店に二匹目のドジョウはいないともいいますし。。ただ、どうしても好きだからやってしまいます(笑)。今では社員も新しい挑戦を喜んでくれてますよ。

Q. いよいよ開業した念願のラーメン店(よさこい)では、苦戦があったと聞きますが、多くの人はそこで諦めると思います。その後も挑戦を続けられた理由は何でしょうか?

A.ラーメンに対する情熱があったからです。味やオペレーションだけでなく、家賃を払いながら看板や内装も変え、全く新しいブランド「せたが屋」を作りました。

Q. せたが屋が駅から遠いにも関わらず、有名ラーメン店が多数ある中で話題になったきっかけは?

A.魚介の量など細部にとことんこだわったことが評価されました。
ラーメン評論家やラーメン好きの間で、掲示板や口コミで自然と広まりました。SNSが中心の今でも、その構造は変わっていないように思います。

Q. 二毛作営業を始めた経緯を教えてください。

A.塩ラーメン専門店をやりたかったのです。せたが屋が夜から深夜の営業だったので、昼間の時間を活かしました。塩ラーメン用に一から新たなスープを開発し、屋号も丼も変えて二毛作とはいえ、専門店に相応しいお店「ひるがお」が誕生しました。

Q. 海外に出店したい場合、何から始めればいいですか?

A.(まずは日本で有名になって)海外から誘致を受けた際には、パートナー選びがとても重要です。信頼出来るパートナーと巡り会えるかが成功の鍵です。

Q. ワンオペで営業中です。毎日、同じことの繰り返しで辛いときはどうすればいいですか?

A.商品をひたすら改良し、変化を作ることでモチベーションを保ちました。また、早くこの状況から抜け出したかったので2号店を出店しました(笑)。

Q. 集客が思うようにいかない時はどのようにしてましたか?

A.長年の経験から、うまくいかない時は新商品を開発するのではなく、今ある商品の改良を加えることが大切だと学びました。美味しさ と客数はイコールだと思ってます。美味しさに上限はありませんのでいくらでもやれることはあります。

Q. ラーメンの新しいアイデアを生み出すためには、どのようなことに着目すれば良いですか?

A.風呂に入っている時や、面白いカトラリーや厨房器具を見つけた時にひらめくことが多いですね。四六時中ラーメンのことを考えていると、ふとアイデアが降りてくるものです。アイデアの生み出し方は人それぞれだと思います。
皆さんの感性を活かして良いアイデアを生み出してください。

参加者の声(原文のまま)

前島社長の雰囲気に終始、圧倒されていましたが、憧れていた方だったので、非常に嬉しかったです!
前島社長の勉強会、ありがとうございました!(間借りラーメン店主)

前島社長との質疑応答で、気づきが多く大変有意義な時間でした!
自分のメニューをもっと磨いていきます!(間借りラーメン店主)

昨日はありがとうございましたm()m大変勉強になりました!また機会がありましたらよろしくお願いいたしますm()m(間借りラーメン店主)

今日もありがとうございました!
勉強になりました!(元間借りラーメン店主)

インフルエンサー「釈迦遺(しゃかゆい)」が渋谷にスナック「釈迦場(しゃかば)」をオープン

大学在学中、江戸川乱歩好きが高じて探偵として活動していた店主。その後スカウトを受け、白坂有以名義でセクシー女優としてデビュー。さらに「釈迦遺(しゃかゆい」の名前でアイドルグループ「Never Dolls」のメンバーとして活動しましたが、解散後はフリーで幅広い分野に挑戦してきました。

そして今回、シェアレストランの間借り営業を活用し、渋谷にスナック「釈迦場(しゃかば)」をオープン。ファンとの交流を目的としたこの新しい取り組みを通じて、釈迦遺の存在をより身近に感じてもらえる空間を提供します。

「釈迦場」では、1時間4,000円というファンに優しい料金体系を採用。釈迦遺との直接の交流を楽しみながら、特別な時間を過ごせる場所となっています。

※なお、店主は、2020年の「下北沢カレーフェスティバル」において「ミスカレー2020」に選出され、そのカレーに対する深い造詣が多方面で高く評価されました。

メニュー


店舗情報

店舗名  スナック「釈迦場(しゃかば)」 
住 所  東京都渋谷区道玄坂2-17-3 SGビル3階 ASOBIBAR SOCO内
オープン日 2025年1月
営業時間 18時~23時
定休日  月曜・木曜・日曜 
Instagram https://www.instagram.com/shaka_yui/

カレーと間借りが変える飲食業界の未来【後編】──カレーおじさん\(^o^)/×シェアレストラン武重~ガヤバジにて

後編も田原町のガヤバジからお送りします 
本連載筆者である僕ことカレーおじさん\(^o^)/と、シェアレストラン代表の武重さんで今後の間借り業界を考える対談。大阪でも東京でも間借りカレー店の経験があり、独立して食べログ百名店にも選出される人気店となった田原町のガヤバジで行い、店主冨永さんも参加しておおいに盛り上がった前編。
後編は間借り業界で成功する秘訣や間借り業界の未来を考える内容のトークとなりました。
是非前編と合わせてお楽しみください。

ーーー

カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):間借り店ではどのようなお店がうまくいくのでしょうか? 秘訣はありますか?
シェアレストラン武重さん(以下「シ」と表記):はい。それはですね、メニューやレシピをどんどん変えていくお店は人気が出る可能性が高いです。先程話したビジネスで始める方は最初のレシピから全く変えないんです。ですが、人気が出るお店は限定メニューを出したり、同じメニューでもレシピのブラッシュアップをしていく所が多いです。
カ:それは確かに! 間借りかどうか関係なく、やはり人気出るお店はどんどんレシピ変えていきますよね。大久保の魯珈(ミシュランビブグルマンにも選出された今や日本を代表するカレーの人気店)も最初と今ではだいぶ味違いますし。お客さんのニーズや時代に合わせて少しずつ変えていく柔軟な姿勢と、それを見極められるかどうかということが人気が出るかどうかにつながるということですね。
シ:そうですね。日本橋の「酒とスパイス マツコ」さんなんかも毎回違うカレーを出すと決めて自分を追い込んでいるからこその強さがありますし、だからこそ常連さんが多いんだと思います。
カ:やはりカレーを愛しているということですよね。愛無く金になるからと計算で始めてもうまくいく業界ではないと痛感することが多いです。話少し戻りますが、昔はビジネスとして始める方が多いとのことでしたが(前編参照)、今はそういう方は減ったのでしょうか。
シ:はい。カレー作りが好きで自分のカレーのお店を持つんだという方も多いですし、最近は趣味的に始める方もいます。スパイスカレー作りが好きなんだけど家では家族の好みに合わせてルウでカレーを作っている主婦が、もっと多くの人に自分のスパイスカレーを食べて欲しいという思いで始めたり。
カ:言い方悪いかもしれないですが完全に素人が趣味でスタートするのは危険な部分も少なからずあると思います。その点はいかがですか?
シ:そうですね。もちろんそこはしっかり学ばないといけない部分も多くあるので、最低限「食品衛生責任者」の資格は取ってもらうように伝えています。カレー以外の業態だと店舗で修業された方がほとんどなのですが、カレーは店舗経験無い方の方が多いかもしれません。
カ:その敷居の低さや自由度が大阪の間借りカレー文化を作ったという部分は確実にあると思いますが、飲食を仕事にするということは他人の命に関わる仕事なんだという責任感を持たないといけないですよね。
シ:その通りです。飲食未経験の方には特に伝えるようにしています。
カ:その他で最近の傾向はありますか?
シ:これは間借り業界としては朗報なのですが、シェアレストラン出身のラーメン店が昨年食べログのラーメン百名店に3店舗も選出されたんです。 カ:カレーでは間借り出身で百名店に選ばれたお店は多いですが、ラーメンでも出始めましたか。
シ:はい。ラーメンの場合は実力はあるのに引っ込み思案というか自信を持てていなかった方がテスト営業的に間借りでスタートし、多くのお客さんがついて自信となり、独立して成功というパターンが多いように思います。
カ:カレーの場合は逆が多いかもしれませんね。妙に自信満々で間借りスタートしたもののまるで人気が出ず終了というような。
シ:いずれにしても間借りというのはどちらの方々にとっても良いと思うんです。失敗しても間借りなら金銭面のリスクは低いですし、独立にともなう金銭面のリスクを考えすぎて動けない方の自信につながるきっかけにもなりますし。
カ:まさにそうですね。間借りの良さはやはり金銭面でしょうね。逆に悪さと言うか間借りならではのトラブルもあると思うのですが、今までどういうものがありましたか?
シ:意外とトラブルは少ないんですが、今までで一番大きかったのは、間借りしている方が良かれと思って丁寧に掃除してたらパイプを割ってしまって大規模な水漏れが起こり、下の階に被害が及んで数百万の請求があったということです。ただそれは保険でカバーすることができました。保険に入ってもらうのは徹底していますので。
カ:うわぁ! それは怖いですね。確かに掃除関係はよく聞きます。現状復帰できていない間借り店が少なからずあり、間貸し側が間借りの印象を悪くしてしまうというような。
シ:多くの場合は認識のズレなんです。例えば間貸し側は右側を丁寧に掃除してキープして欲しかったのに間借り側は右側は汚く無いから左側を掃除して、右側はあまり触らずにいたとか。
カ:何がどう綺麗なのかって個人の主観ですもんね。そのあたりはどう調整するんですか?
シ:クレームが入った場合は間に入ってチェックシートを作っています。それでもダメな場合は細かく写真撮って、ここはこのように掃除してくださいとお互いに確認して伝えたり。
カ:そんなことまでしてくれるんであれば安心ですね。話題変わって、先日市ヶ谷のPAIKAJIさんで地方はまだまだ間借りが認知されていないという話が出てきたんですが、実際どうですか?
シ:確かにそうです。シェアレストランが関わっている店舗の割合で言うと、現状8割が東京、1割が大阪、あとの1割がそれ以外となっています。
カ:そんなに差がありますか! 大阪は横のつながりがあるのでシェアレストラン通さず独自に間借りしているお店が数多くあるので実数はそこまででは無いでしょうが、確かに地方だとまだ「間借り」という言葉すら認知されていないという話もありました。
シ:そうなんです。ここは今後の私の目標でもあるのですが、飲食業界において「居抜き」という言葉は全国的に認知されていますよね。でもこの言葉も2007年くらいから広まったもので、その前は知られていませんでした。「間借り」という言葉はカレー業界では認知されていますが、他業種だとまだまだ弱いので、飲食業界全体に「間借り」という言葉が認知されるように広めていきたいと思っています。
カ:確かに自分はカレーの人なので当たり前に間借りという言葉を使っていますが、カレー無関係の人と話すと間借りといってもきょとんとされることが少なからずあります。
シ:そうですよね。今後は地方にも間借りの良さを広げていきたいです。飲食業界は他の業種より圧倒的に廃業率が高く、開業から3年以内で7割、5年以内だと8割が廃業しているという統計があります。
カ:ですね。開店から10年続くお店は1割も無いと。
シ:そうなんです。開業資金の平均価格は居抜きの認知によって昔よりは少なくなりましたが居抜きでも数百万という額になる場合があります。まずはそこまでいく前にテスト営業でリアルな数を見るためにも、間借り営業が広まっていけば飲食で人生が不幸になってしまう方も少なくなると思うんです。
カ:友達に「美味しいからお店開きなよ」などとおだてられて開業しようとしても、その多くはプロレベルではないですし、さらに言えば料理をうまく作れるだけで飲食店はできないですから。経営の部分を勉強するのも間借りというのは良い準備であり経験値になるでしょうし。やってみて自分の料理のレベルの低さに気づくなり、料理作るのは得意でもその他の事務作業や接客ができるのかどうかを知る良い機会となるのが間借りという形だと僕も思います。
シ:私達シェアレストランは吉野家ホールディングスという大手飲食チェーンの関連会社なので、様々な知識やデータを持っています。だからこそのお手伝いができると思っていますし、多くの方にもっと「間借り」いうスタイルをまずは認知してもらいたいです。そのためにもますます頑張っていきます!

ーーー

話が盛り上がっている中でガヤバジの冨永さんのご家族が集まっていました。奥様のガヤさん、そして娘さんの幸ちゃん。間借りを経験して学んだことを活かし、独立して成功したからこその幸せがここにあると感じました。
冨永さんも間借り営業をする前は飲食業界で雇われの身として働いていたものの、稼ぎは少なかったと言います。まずは働いていたお店の系列店を間借りさせてもらったそうですが、間借りで自分の店をスタートさせたことが今の幸せにつながっていると言えるでしょう。

今年も本連載は様々な間借りカレー店、あるいは間借りカレー店から独立したお店を取材し、様々なお話をまとめていきます。
是非ブックマークして飲食を営みたい方へお知らせください。
この連載がきっかけとなって間借りを始めて人気店となるお店が出てくるのを目指して、美味しいお店、興味深いお店をご紹介していきます!

店舗情報

【店 名】西インドスパイス ガヤバジ
【住 所】東京都台東区西浅草1-6-2
【営業時間】火〜金11:00〜20:00 土8:00〜20:00 日8:00〜15:00
【定休日】月曜日
インスタグラム https://www.instagram.com/gayabhaji/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!

カレーと間借りが変える飲食業界の未来【前編】──カレーおじさん\(^o^)/×シェアレストラン武重~ガヤバジにて

カレーおじさん\(^o^)/(左)と、シェアレストランの武重さん 
2025年最初の「間借りカレーdiggin’」は、本連載筆者である僕、つまりカレーおじさん\(^o^)/と、シェアレストラン代表の武重さんの二人で今後の間借りカレー界と間借り業界について対談させていただきました。
場所は浅草のガヤバジ。実はガヤバジは大阪でも東京でも間借り経験があり、独立して今や食べログ百名店にも選ばれる人気店となったお店。 店主冨永さんの奥様であるガヤさんの出身地である西インド料理にこだわったメニュー構成は東京においても珍しく、しっかりとスパイスがきいていながら毎日でも食べられそうな優しい味わいが印象的。
行くたびに美味しさのレベルが上がっているようにも感じ、通い甲斐のあるお店です。 先述したように基本的には僕と武重さんの対談なのですが、時折ガヤバジの冨永さんんも参加して一部鼎談となる盛り上がりを見せました。
カレー好きはもちろん、間借り業界、飲食業界に興味のある方必見の内容となっていますので是非最後までご覧ください。

ーーー

カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):まずはシェアレストランの歴史を簡単に教えてください。
シェアレストラン武重さん(以下「シ」と表記):吉野家ホールディングスの社内ベンチャーとして正式にスタートしたのは2020年3月なのですが、2017年頃から大阪の間借りカレーに興味を持って食べに行ったり調べたりするようになりました。そんな中でカレーおじさん\(^o^)/が出演していたマツコの知らない世界の間借りカレーの世界を見て「やはりこれだ!」と思いまして、2018年からテストスタートしました。ちなみに1号店は新宿駅前にあったカリガリさんです。
カ:最初からカレーだったわけですね。間借り業界も最近は間借りラーメンや間借りカフェも聞くようになりましたが、やはりカレーが一番多いのでしょうか?
シ:そうですね。やはり安定してカレーのお店は多いです。スタートの年から昨年度まで毎年平均して全店舗の15%前後はカレーのお店です。これは食べログの全国の全登録店舗と比べるとわかりやすいのですが、食べログだとカレーは3%なんです。
カ:ラーメンや居酒屋やカフェなど全飲食業態の中で3%がカレー関係ということですか。意外と少ないんですね。
シ:はい。エスニックというジャンルもあり、この中にはインド料理もあるので実際のイメージとしてはもう少し多いかとは思うのですが、エスニックにはカレー無関係の韓国料理や焼肉も含まれているので、それを考えるとラーメンの7%と比べると確実に少ないでしょうね。
カ:やっぱりラーメン強いですね。
シ:そうなんです。それがシェアレストランの店舗で割合を見るとカレーは13%となり、全業態の中でもダントツ1位となります。
カ:単純に4倍以上の割合となるわけですね。確かにカレーは他の業態と比べると間借りという環境でも作りやすいこともあるでしょうし、やはり「間借り」という言葉がカレーの世界から認知され出したからということもあるのでしょうか?
シ:そうですね。間借りという言葉を広めたのは間借りカレーだと言って差し支えないと思います。
カ:僕自身も間借りカレーという言葉は大阪で起こったムーブメントから知りました。東京でも間借りカレー店はあるにはあったんですが少なかったですし、そもそもその言葉を知る前は間借りなのか実店舗なのかどちらか知ろうとも思っていませんでした。大阪で面白くて美味しいカレーのお店が増え、その多くが間借りカレーだったということから興味を持ったんです。そのあたりは冨永さんに当時の空気感聞いてみたいですね。冨永さん、どうでした? ガヤバジ冨永さん(以下(ガ)と表記):当時の大阪は何でもありというか、カレーもそうですけど店主さんのキャラが濃くて無敵感があったんです。スター的なカレー屋さんもいてカッコ良かったんですよね。
カ:そうですよね。大阪だとカレー関係の雑誌も多かったしそこで見た目キャッチーな店主さんが作る他にない個性的なカレーが本当に多かったです。堕天使かっきー(現在も間借りやイベントで全国各地を巡りながら自身の独立店舗「堕楽暮」を大阪は松虫駅前に構えて営業中)のキャッチーな見た目とキャラが作る他で見たことのないカレーとか。
ガ:あとはマガリー(現在は西田辺駅近くで「マガリーダッタ」と名を変えて独立)の店主さんのパンキッシュなルックスでエスプーマのカレーとか、本当に色々ありましたね。
シ:大阪の間借りカレーが盛り上がったのはそういう人達が多かったからなんでしょうか?
ガ:それもありますし、さらにはそういう方々がカレー業界を盛り上げようということでカレーの新しいお店ができるとみんな食べに行ってたんですよ。うちなんかは大阪で間借りしてた時は本当に小さいお店だったんですが、そんなお店にもWaccaさん(大阪で人気店となり東京は八丁堀に移転し、食べログ百名店にも選ばれた名店)が食べに来てくれてたりとか、自分もそうですけど、どこどこに新しい店ができたと聞くとすぐ食べに行ってましたね。だから横のつながりもとても強かったし、今も強いと思います。
カ:そんな状況に加えて大阪のシェフ達はレシピをいとも簡単に教えてくれる人が多いというのもあると思うんです。間借りカレーが広まった頃に心斎橋でアノニマスというバーを営みながら本町でカレー週イチという間借りカレー店も手がけていた黒田さん(現在も東大阪で「CURRYFORNICATION」という間借りカレー店を営業中)なんかが代表的だと思うんですが、レシピの共有もあってみんなで美味しいカレー作って盛り上げていこうという雰囲気がありましたよね。
シ:なるほど! 吉野家の創業者と同じですね。実は吉野家の創業者も作り方を簡単に教える人で、現在吉野家以外の牛丼チェーンで有名なところにも作り方を教えていたという伝説があるんです。
カ:やはりそういう方がいると文化として広がっていくのでしょうね。文化と言えば先程話題に上がった方々に共通するのが音楽好きという部分で、音楽という文化とカレーという文化が近くにあったからこそ広がったというのもあると思います。ミュージシャンをしながら間借りカレー店を開業し、カレーが人気となって本業がカレーになったシェフは本当に多いですから。
ガ:そうですね。だからカレーのイベントも大阪はとても多かったんだと思います。最近はイベントも減ってきてしまいましたが。
カ:そう。大阪に行くと大阪のカレー業界の方はよく「大阪のカレーブームは終わった」と話すんですが、確かに一過性の大ブームは落ち着いたかもしれませんが東京から見たらまだまだ大阪のカレー業界は熱いなと感じる部分が多々あります。店舗数の割合で言えば街によっては東京よりも高いパーセンテージでカレーのお店を見かけますし、ブームが過ぎて文化として成立し、成熟していく過程にあると僕は感じています。冨永さんから見て大阪と東京の違いってどういう部分がありますか?
ガ:間借りに限らずですけど東京に来て思ったのは創作系より現地系の店が多いことです。うちも最初から西インドのカレーなんですが見た目は大阪っぽい盛り付けだったのを、これじゃいけないと思って食器買いに行って、盛り付けも現地感を強めたんです。
カ:確かにそうでしたね。人気に火が付いたのも現地的な食器で盛り付けてからですもんね。
ガ:はい。それともうひとつ、飲食店同士のつながりが東京は薄いなとも思います。大阪が強すぎるだけなのかもしれませんが。
カ:もちろん東京でもカレー屋さん同士のつながりはある程度存在しますが、確かに大阪のような強さや一体感は無いですね。決して仲が悪いわけではないのですが、店舗数が多すぎてまとまりにくいということも理由のひとつだと思います。
シ:大阪は横のつながりが強いからこそ間借り文化が大きく広がったんでしょうね。私自身、間貸ししてくれそうなお店を探してお話しに行く際も、大阪のお店はとりあえず話聞いてくれる所が多いように感じます。東京は最初構えられるというか、そもそもメールや電話で問い合わせても連絡がつかないことが多いですし。
カ:話は変わるんですがシェアレストラン始まった頃と今で何か傾向の違いのようなものは感じますか?
シ:最初はビジネス寄りの人が多かったんです。原価計算しっかりして安くて元を取れそうな料理で展開していこうと。しかしだいたいそういう所はうまくいきませんでした。
カ:では逆にどのようなお店がうまくいくのでしょうか? 秘訣はありますか?
シ:はい。それはですね…
と、話はまだまだ盛り上がったのですが大分長くなってきてしまったので続きは後編でお伝えします。
後編は来週の公開となります。お楽しみに!

店舗情報

【店 名】西インドスパイス ガヤバジ
【住 所】東京都台東区西浅草1-6-2
【営業時間】火〜金11:00〜20:00 土8:00〜20:00 日8:00〜15:00
【定休日】月曜日
インスタグラム https://www.instagram.com/gayabhaji/

カレーおじさん\(^O^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380
「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!

横浜反町【北海道帯広出身の作る新感覚の帯広豚丼】「オ・ベリベリ」オープン

元航空会社勤務で十数年のキャリアを持つ北海道帯広出身の店主が、2020年1月に帯広豚丼専門のキッチンカーを開業。その後、固定店舗での出店を目指しながら、まずは間借り営業の形式に挑戦。シェアレストランを活用し、新たなスタートを切りました。

「帯広豚丼とは?」

帯広豚丼は、北海道・帯広市発祥のご当地グルメ。うなぎのタレを思わせる濃厚でとろみのある甘辛いタレが、厚切りの豚肉にしっかり絡み、ご飯が進む一品です。仕上げには香り高い山椒をふりかけ、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。

「トッピングで広がる楽しみ方」

本店では、伝統的な豚丼に加え、キムチ、温玉、チーズといったトッピングもご用意。シンプルな豚丼を自分好みにアレンジできるのが魅力です。

店主が手がける帯広豚丼は、地元の味を忠実に再現しつつ、新しい楽しみ方も提案しています。ぜひこの機会にお試しください!


メニュー


店舗情報

店舗名 「オ・ベリベリ」  
住 所  神奈川県横浜市神奈川区反町1丁目6−6 1階
オープン日 2025年1月14日
営業時間   11時~14時
定休日  土・日・祝
Instagram https://www.instagram.com/foodtrucknicos/

新橋【鶏油(チーユ)が主役の新感覚まぜそば】「まぜそば専門 にし田」オープン

新たに誕生した「まぜそば にし田」は、独自に開発した鶏油(ちーゆ)をメインに使用した特製まぜそばです。まぜそばに合う特製麺と店主のラーメンの技術を融合し、濃厚な味わいと食べ応えを実現しました。
店主は、某有名ラーメン店で店長を歴任し、さらにシンガポール店の責任者として培った豊富な経験を活かして開発されました。素材や技術に徹底的にこだわり、多くの方に愛されるまぜそばを目指しています。

「特徴」
  1. こだわりのスープとタレ
    濃厚な豚だしをベースに、鶏油を加えた特製タレを使用。奥深い味わいと芳醇な香りが特長です。

  2. 自家製の具材
    しっとり仕上げた低温調理の鶏肉のさいの目切り
    鶏肉と豚ひき肉をミックスした旨味たっぷりの肉そぼろ

  3. 豊富なトッピング展開
    お客様一人ひとりの好みに応じたアレンジを楽しんでいただけるよう、今後もトッピングのバリエーションを拡充予定です。





メニュー


まぜそば   ¥900
まぜそば大盛 ¥1100
ネギ     ¥100
※口頭注文制 ※現金前払い制

店舗情報

店舗名  まぜそば専門 にし田 
住 所  東京都港区新橋3丁目9−4 田中ビル 1階 ぼっけもん新橋内
オープン日 2025年1月7日
営業時間  月~金 11時~15時 
x   https://x.com/index103000tach

大久保【スパイスと出汁が織りなす、唯一無二のカレー体験】「やまとくら」オープン

500軒以上のカレー店を食べ歩いた店主が、新たにカレー専門店をオープンしました。本格的なスパイスカレーをもっと身近に楽しんでいただけるよう、日本人の味覚に寄り添う“出汁”をベースに、ひと皿ひと皿心を込めてお作りしています。

◆こだわりのスパイスと出汁
十数種類のスパイスは、その日の朝に丁寧にミルで挽き、鮮度を保っています。クミン、カルダモン、フェネグリーク、カレーリーフ、マスタードシード、山椒など、多彩なスパイスを駆使し、その日ごとに異なる香りと風味を演出します。
一方、カレーの基盤となる出汁は、北海道産昆布、鹿児島県産かつお節、香川県産いりこなど、厳選された国産素材を使用。その日のカレーに合わせて出汁を調整し、素材の旨みを最大限に引き出します。

◆おすすめメニュー
「ポークビンダルー」
酸味と辛味が特徴のポークビンダルーを、和の出汁でまろやかにアレンジ。ポルトガルからインドへと伝わった伝統的なカレーが、日本の味覚と調和した一品です。

「日替わりアチャール」
すべてのカレーに、日替わりアチャール(インド風ピクルス)が添えられます。オニオンのクミン和えやキャロットラペといった定番から、きゅうりのゆかり和え、オクラの白出汁和え、大根の桜漬けなど、出汁との相性を考えた創作アチャールもお楽しみいただけます。




メニュー


店舗情報


店舗名  やまとくら 
住 所  東京都新宿区北新宿3-2-16  1階
グランドオープン日  2025年1月12日
営業日  隔週(第2、第4)日曜日 11:00〜15:00  
Instagram https://www.instagram.com/yama_and_kura/

SDGsメディア【Spaceship Earth】に掲載いただきました

世の中のSDGsに関するアクションの活性化・SDGsリテラシーを向上させるためのメディア『Spaceship Earth』に弊社シェアレストラン及び、アトツギレストランの取り組みが紹介されました。

「SDGs」との繋がりを希薄に感じていた方々も実はシェアレストランを通じて、多くの地球貢献に寄与している事を知っていただけると幸いです。是非、ご覧くださいませ。

改めてエレビスタ株式会社様、ありがとうございます。

・会社HP:https://erevista.co.jp/
・サイトHP:https://spaceshipearth.jp/

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