千葉県は本八幡駅前のバー「SPEAKEASY-K」でランチタイム間借り営業をているドライカレーのお店があります。その名は「
ドライカレー☆らんぷすぱいす」。
場所が少々わかりにくいですが老舗喫茶店ぽえむの1階にあります。カウンターのみならずテーブル席もあり、余裕のある空間。
メニューはドライカレーのみで、大きさを選び、セットにするか単品にするか、トッピングをどうするかという選択肢。
今回はSサイズのセットにプレーンオムレツをトッピングしてオーダーしました。
ドライカレーSサイズセット プレーンオムレツトッピング
スープもサラダもわかりやすく万人受けする王道のもの。
メインのドライカレーを食べてみれば、フルーティなテイストに食感の変化も感じられてシンプルイズベストな仕上がり。
スパイスカレー的なキーマカレーではなく、あくまで日本の喫茶店や洋食店に古くからあるドライカレーのベクトルであるのが好印象。
卓上のチリペッパーやタバスコで辛さ増しも可能です。
オムレツもとろとろな仕上がり。副菜の大根のアチャール、玉ねぎのピクルスも良い箸休め。
総じて安定感があり、価格もドライカレーSサイズ単品なら
550円からというリーズナブルさも嬉しいです。
セットのサラダとデザート
トッピングのプレーンオムレツ
美味しかったのでそのまま取材交渉し、快諾してくれた店主ずーたろさんにお話を聞いてみました。
カレーおじさん\(^o^)/(以下「カ」と表記):ごちそうさまでした。今時のスパイスカレーというより古き良きドライカレーに近いイメージで美味しかったです。まずは料理人としての経歴を簡単に教えていただけますか?
らんぷすぱいす店主ずーたろさん(以下「ら」と表記):ありがとうございます。トータルで15年ほど料理に携わっています。石垣島のホテルの洋食の調理場が最初で、西表島で郷土料理を出したり沖縄本島で和食など、色々です。
カ:その中でカレーに出会ったのはどういう経緯ですか?
ら:20年ほど前、石垣島にいた頃スパイスキットが売っていてそれを使ってチキンカレーを作ってハマりました。石垣や西表にも当時では珍しいと思いますがスパイスカレー屋があったので好きで食べていました。その時今の原型になるドライカレーを作っていたのですが、間借り営業を始める際にスペースも限られるのでドライカレーでいこうと思いました。
カ:なるほど。何故間借りカレー店を始めたのですか?
ら:腕試しではないですが実店舗をいきなり持つより経験としてとりあえずやってみるのに間借りがいいと思いました。
カ:実際にやってみていかがですか?
ら:ちゃんとした計画が必要だとやりながら思います。試行錯誤中ですがやってよかったです!
カ:ではこのドライカレーへのこだわりを教えてください。
ら:小麦粉やバターを使わずスパイスと食材、調味料は塩とざらめ糖だけで仕上げています。挽肉と野菜やキノコ類多めで身体にも嬉しく美味しい料理を目指しています。
カ;確かに野菜もたっぷりだからキーマより重くなく、ヘルシーな美味しさでした。僕の好きなタイプのドライカレーなのですが意外とこのタイプって最近見かけないんですよね。
ら:試行錯誤しながらですが美味しいと言ってもらえるのが何よりです。ありがとうございます。
実直な人柄がうかがえました。様々な料理経験が活きているドライカレー。トッピングの仕方で変化を出せ、ヘルシーな美味しさなので普段使いにぴったりのお店です。
このリーズナブルさも間借りだからこそ可能なのかなと思いました。
本八幡は千葉県ですが、昨今間借りスタイルのお店は東京や大阪のみならず近隣の県にも広がりを見せています。食べる側としては探すのも楽しいですし、借りる側としても探せば意外と間借ししている物件がありそうです。
まだまだ間借りシーンは進化していきそうですね!
店舗情報
店内
カレーおじさん\(^O^)/
2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーおじさん\(^O^)/
TBS「マツコの知らない世界」ほか多数のメディア出演、カレー記事の連載、カレープロデュースまで行うカレーアディクト。
http://akinolee.tokyo/?page_id=1380「間借りカレーdiggin’」は毎月15日に掲載いたします!お楽しみに!