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間借りカレー激戦区の大阪で、女性店長が1人で切り盛りする「ナムプリ―カレー」。毎日売り切れ必至の人気の秘密に迫る!意外なその理由とは?

今日は、大阪環状線の天満駅近くにある日本屈指の商店街、天神橋筋商店街一松食品センター内で営業をつづけている「ナムプリ―カレー」さんにお邪魔しました。

こんにちは!今日は間借りカレーの激戦区の大阪北区で大人気のカレー屋さんという噂をきいて取材に来ました。どうぞよろしくお願いいたします。 こちらこそ、よろしくお願いいたします。
全国の商店街でお客さんが減っているといわれている中、天神橋筋商店街はすごい賑わいですね!
そうですね。こちらの商店街はインバウンドの外国人観光客のお客様だけでなく、地元の普段使いのお客様も多くてなんかホッとできる雰囲気のある商店街ですね。
特にこの界隈では、間借に関わらずカレー屋さんが多くて「激戦区」と言われていますが、やはり競争が激しいと感じていらっしゃいますか。
どうなんでしょうか?私自身もそうですし、周辺のカレー屋さんもお互いのお店を食べ歩いたりして顔見知りですし、あまり競争相手という感覚では皆さんお付き合いしてないですね。

こちらのお店のカレーは、どういったカレーになるのでしょうか。

ナムプリ―カレーのベースは南インド風のカレーを特徴としています。実際に年に数回、インドへ行っていろいろと食べ歩いています。去年は3回ほど行きました。
それは熱心ですね!実際にインドに行かれて勉強になることはありますか。
やはり、日常的にカレーを食べる国なので、そのスパイスの使い方や種類の多さには驚かされますね。毎回新しい発見が多くて、勉強というよりは病みつきになっているという感じです。
そもそもこのお店を始めるきっかけは、やはりカレー好だったからなのですか。
いえ、たまたま友人の知り合いがこのお店を始めるにあたって、誰か昼間にお店をしたい人がいないかな?という話しを聞いて、私と友人で「じゃあ、二人でランチタイムにカレー屋さんをしよう」といった軽い気持ちからスタートしました。
なるほど、それでは今もずっと2人で経営しているのですね。
それが、開店して半年で相方の方が就職してしまいまして(笑)。結局その後の3年間以上は1人で営業しています。今年の8月でもう丸4年になります。
それは大変ですね。カレーの仕込みは何処でしていますか?
毎朝、このお店の厨房を借りて仕込みをしています。ナムプリ―のカレーはエビのココナッツカレーをレギュラーメニューにして、もう1種類を週替わりのメニューとしています。いつも試行錯誤しながら、お客さんの声を聞いて創作しています。
今日、私が注文したのは「2種類の愛がけカレー」ですが来週はまた違うカレーなのですね。
そうです。エビのココナッツカレーは同じですが、今週のカレーである「お肉のコフタ」が変わります。エビのココナッツカレーは、開店以来の人気商品で注文が一番多いメニューなのでナムプリ―カレーのレギュラーメニューにしています。

毎朝仕込みをするとおっしゃっていましたが、材料の買い出しなどは何処でしているのですか?

仕入れの買い出しは、天満市場がすぐ近くにありますし、ここ天神橋筋商店街には多くのお店がありなんでも揃うので買い物には困ることはありませんね。
なるほど、では地元のお店でカレーのスパイスから美味しいチャイの茶葉などすべてが揃うのですね。
そうです。すべての材料が顔見知りのお店から買えるので、私も安心して調理ができて助かっています。それにこの商店街でお店をされている方々は皆さん優しくて、すごく協力的です。なので、飲食店も数多くありますが、とても営業しやすい環境だと感じています。

天神橋筋商店街といえば日本一の長さ(2.6㎞)を誇るアーケード商店街として有名ですが、ほとんど空き店舗もなく歴史の長さの割りに古さを感じないですね。

はい。実際には古い建物も多いのでしょうが、皆さん奇麗な商店街にしようと頑張っています。そんな中でも、ナムプリ―カレーはアットホームな雰囲気のお店にしたいと思っています。
そうですね!わたしも、その雰囲気は感じます。ふつう、カレー屋さんはお客さんの回転が良くないといけないので、ゆっくりと食べれない感じがあります。でもナムプリ―カレーさんは、店長さんもお客さんも、とてもフレンドリーで和やかな雰囲気が伝わってきます。
ありがとうございます。そう言っていただけるのが一番嬉しいです。実際には、お昼時の時間はバタバタしていますが、そんな時は常連さんが気を使ってくれて助けてくれます。 小さなお店で本通りからは見つけにくい場所ですが、皆さんのおかげで営業できています。
そんなわかりにくい場所の割りには、毎日売り切れているようですね。数量限定で営業していますか?
いいえ、そんなことはなくてできるだけ多くの方に召し上がっていただけるようにと相当量は準備しているのですが、お客様の多い日にはランチタイム終了までに売り切れてしまう日もあります。営業時間も11時30分~14時までなのですが、ほぼ毎日売り切れてしまいます。

この界隈にはカレー屋さんが何件もありますし、相当人気があるお店だと思います。その人気の秘密はなんでしょうか?

どうなんでしょうか(笑)?わたしもよくわからないですが、とにかく心がけているのは、先ほども言ったように、アットホームで優しい感じを出したいと思いながら営業しています。人気店になりたいとか、もっと売り上げを増やしたいというよりは、来て下さったお客様にまた来たいなと思っていただけるようなお店にしたいと考えています。 ですからいま1人でお店を経営していることが大変とも思わないですし、気軽に立ち寄って食べていただけるカレー屋さんとして認知されたのかなと思います。

では今後、多店舗化したり自店舗を持つといったことは考えておられないのですか?

そうですね。いまはできる範囲で十分たのしく営業出来ていますし、莫大な経費がかかる自前のお店を持とうとは考えていません。ただ月に1回の朝営業で、インド風のモーニングメニューを取り入れています。

インド風の朝ごはんですか?

はい。私がインドに旅した時に食べたベンガル地方の朝食が美味しくて、日本人にも合う味なので是非たべていただきたいとおもっています。チャイもそうなんですが、意外に日本人はまだインド料理を知っている人が少ない気がするのでどんどん美味しいものは広めて行きたいなと考えています。

なるほど!このお店が、なぜこんなに人気があるかが分かった気がします。

こんなに激戦区でありながら、純粋に美味しいものを、くつろいだ気持ちで食べてもらいたいというお店の想いが伝わっているのでしょうね。
今日は、ゆったりとした気持ちで本格的なカレーを味わうことができて大満足なランチになりました。ご馳走様でした。ありがとうございます!
こちらこそ、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございました。
大阪市北区にある、天神橋筋商店街本通りから十数メートル奥まったお店でありながら大繁盛している「ナムプリ―カレー」さん。その繁盛ぶりは、お客さんの数だけでなく、食べているひとの笑顔の多さに現れているように感じました。
癖が少ないのにしっかりと香るスパイスと、優しい甘さのチャイに癒されるひと時でした。

ナムプリ―カレー(NAMPRY CURRY)

住所   大阪府大阪市北区天神橋5-6-23 一松食品センター内 営業時間 11:30~14:00 定休日 水曜日、日曜日(日曜は不定期営業あり)営業時間・定休日は変更の場合あり。ご来店前にSNSにてご確認ください。 席数  15席
https://www.instagram.com/mimi0217/?hl=ja
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「弁当」と「うどん」の間借りハイブリッド経営とは?

今ではおなじみとなった居酒屋や食堂の店頭で販売する「間借り弁当」。お昼には店頭に多くの会社員がお弁当を求めて列をなしています。その先駆者でもり、シェアレストランの仕組みを活かしたサテライトモデルを構築したのが「有頂天うどん」さんてです。
淡路町での間借り弁当
水天宮での間借り弁当
神保町の「有頂天うどん」で製造された弁当が各サテライトへ配達されます

大手弁当チェーンで要職を務められた小松オーナー(左)にインタビューを試みました。


「いきなりですが、間借り弁当の調子はいかがですか?」 おかげさまで売上が増加中です。販売員一人で出来ますし、投資が要らない。近くにもう一店舗探しています。
食べ応えのある500円均一の弁当
「よかったですーー、がんばって探します!ちなみに実店舗があるのに、なぜ軒先弁当を開始したのですか?」 販路を広げたいと思いました。店頭で弁当を始めたが、反応弱かったもので、テイクアウト需要の強い立地を探していました。

「シェアレストランで弁当販売する注意事項はありますか?」 夜の店の営業案内を聞かれますので、キッチリご案内出来るように努めております。 迷惑はかけたくないですし、オーナーにも喜んでいただきたい。逆にロゴを見て、有頂天うどんを聞かれる事もありますので、ご案内することもあります。 「いい関係ですね、今後の展開計画なども教えていただけますか?」 まずは、ここ神保町の有頂天うどんをキーステーションにサテライトでの間借り弁当をもう少し増やしていきます。経営効率を上げて、その後はこのモデルごと他のエリアでの展開を考えています!

あれから1年、新しい動きを聞きに行きました。

1年後の小松オーナー
「その後の経営状況はいかがでしょうか?」 お陰様で、間借り店舗ももう1店舗増えて実店舗1、間借り店舗3の合計4店舗となりました。もちろん自粛期間中は少し落ちましたが、テイクアウトは比較的堅調な方かと思います。 「水天宮の間借り店舗ではイートインも行っているのですか?」 はい、そうです。店頭に弁当を並べて、イートインではうどんを丼ものを提供しております。ワンオペで行うことで経営効率が更に上がりました。
全然ミニじゃないミニかつ丼とかしわとちくわ天うどん
インタビューを終えて
オーナーには忙しい中、急所ご対応していただき恐縮することしきりでしたが、本業のうどんが美味しいのはもちろんのこと、経験を活かした弁当販売は味や設計・運営などさすがの出来栄えでした。有頂天うどんさんの間借りと実店舗のハイブリット計画、今後もシェアレストランは応援して参ります! 有頂天うどんhttps://uchouten.shop/
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間借りパフォーマー「イヌキヨカレー」

大阪環状線天満駅から徒歩40秒、天神橋筋商店街からもすぐのビルの地下1階にある、スタジオ&カフェ・バーという珍しいスタイルの「EL DORADO」さんを間借りするのが「イヌキヨカレー」さんです。 大阪の人気ナンバーワンのテーマパークで活躍したダンスパフォーマーの犬塚さんとギターリストの清原さんのふたりのプロパフォーマーが出会ってできた、大人気のスパイスカレー専門店。 営業日は、なんと週に一度の日曜のお昼のみの営業です。本当は毎日でも営業したいそうなのですが、EL DORADO様のカフェ・バーでのイベントが多くあり、空きができず、最初の月一回の営業からやっと週一回の営業ができるようになったということです。 そんな「イヌキヨカレー」さんの犬塚さんにインタビューしてきました。

まずおふたりともがプロのパフォーマーという、料理とは縁遠い感じがする職業からの出店ですが?

そうですね!ダンサーとギターリストとして、ステージ上で一緒にパフォーマンスをしていた頃に、「もっと違った形でも人を喜ばせることが無いかな?」という会話をしていたんです。そこで子どもの頃から料理好きだった私(犬塚さん)に、清原さんが「僕はギターしか出来ないけど、カレーなら大好きです!」と言ったところからこのお店がスタートしたんです。 ならば、ふたりで今までに無いカレーを作ろうと「スパイスカレー」という選択をしたんです。

今までに無いカレーというコンセプトってなかなか難しいと思いますが、どういう風に作っていったのですか?

まずカレーに使うスパイスは、いろいろな薬膳効果をもつものが多くて、身体を温めたり、整腸作用があったりと身体に良いものですから、老若男女問わず食べてもらえる「辛くないカレー」というところにこだわろうと思ったんです。 そこから「鰹だしの効いたキーマカレー」や「旬の野菜たっぷりのビーガンカレー」が生まれていったんです。 そして、もともとテーマパークで仕事をしていた関係でお子様連れや女性のお客様も多くいらっしゃるので、レシピはそういうところも考えて作っています。

数あるスパイスから新しい味をつくる中で、犬塚さんと清原さんの意見が衝突することはないんですか?

ギターリストの清原さんにスパイスの調合は任せています。バンドのセッションというのは自分の楽器音を主張しつつも、他のメンバーの音を融合し際立たせることに長けているんです。だからカレースパイスの調合もそこを意識してくれているので、安心してまかせています。そして後は私が引き受け、そのスパイスを活かすように考え具材などを選んで調理しています。

現在は週に一度の(日曜日のみ)営業となっていますが、今後増やす予定はあるのですか?

はい!本当は毎日でも営業したいのですが、間借りしているEL DORADOさんが平日にイベントやセミナーなどで使えない事が多いので今は日曜日のみの営業なんです。 それで今度は、もともとやりたかったフードトラックで近畿地整の色々なところを回りながら営業したいなと思っています。今は、その資金を貯めることと宣伝を兼ねた営業というところもあるんです。来年には間借りの日数をもう少し増やしながら、トラックも購入して事業を拡大していきたいと考えています。

確かに、最初から店を持とうとなると資金面や場所選びなど悩むところが多いですよね?

そうなんです。やはり居抜きの店舗でも1,000万以上のお金が必要になりますし、、、 たいへんですね。 でも間借り店舗だと最初のコストを抑えながら、色々なことを試せるのが魅力ですね。

次なる展望はどの様な考えなのですか?

やはり自分たちがパフォーマーなので、ここを基地にしながら他のタレントたちと一緒にフードトラックで各地を回りながらタレントの知名度や集客に繋げるようなことをやりたいと思っています。 営業日を増やすなら、他の店舗に引っ越すことは考えないのですか? そうですね。やはり間借りとはいえお店なので、お客様の信用は大切だと考えています。 せっかくリピーターになってくれたお客様に、少しお店が繁盛したら引っ越した!とか思われたくないですしね!(笑)飲食店は特にそういう横への繋がりは大切だと思っています。 最近は雑誌にも紹介されて、リピーターさん以外に、口コミのお客様も徐々にですが増えてきていますので、しばらくはここで頑張りたいですね。 間借りで営業する中で、デメリットと感じることはありますか? しいて言えば、厨房設備が自分の業種にベストにはマッチしにくいところですかね。 今のお店も元がバーなので、火まわりや水まわりが少し頼りないところがあります。 あとはカレー屋なので、お店にスパイスの匂いが染みついてしまうので、家主さんとしっかりコミュニケーションをとってトラブルにならないようにすることですね。(笑) 今後の営業の中でチャレンジしたいことはどんなところですか? この間借りしているバーがSDGsをコンセプトにしたイベントを開催しています。 「イヌキヨカレー」もコラボレーションイベントを開催しているので、今後は食品廃棄ゼロであるとか、SDGsとどんなコミットができるかを模索しているところですね。
〜インタビューを終えて感じたこと〜 若い経営者ながら、とても真摯に飲食店という仕事に向き合いながら斬新なチャレンジをしていると感じました。 カレーの激戦区といわれる大阪で、間借り店舗でありながらその存在感を発揮しているカレーだけあって、香りや色どりだけでなく、だれもが食べやすくて、しかも物足りなさを感じないスパイスの効いたカレーに挑戦し続けるおふたりは、やはりパフォーマーなのだと感じさせられました。 イヌキヨカレー 大阪府大阪市北区錦町3‐7 グランフォースビルB1F 営業時間 11:30~15:00 日曜のみ営業

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間借り芸人

2018年不動前で「銀座昊/はぐれ雲」として間借り開業した稲嶺盛一郎さん。夜は赤坂の有名焼肉店で修行、昼は間借り開業というハードワーカーです。オープン日にインタビューに伺いました。

「オープン初日を終えてのご感想をお願い致します」

はい、実は開店と同時に釣銭がない事に気づいて銀行に走ったり、金庫の暗証番号を忘れてパニックになったり、おかげで開店が1時間遅れたり、名物のパクチーを切らしてオーナーに買い出しをお願いしたりと色々ありましたが、ひとまずホッとしています。

「色々ありましたね。」
はい、にも関わらずありがたいことに予想以上の来店がありまして、仕込んだ分は全て売り切りました。途中見かねたオーナーにもお手伝いいただき、なんとか形になりました。
まあ、生の失敗を沢山して早く経験値を上げていきたいですね。

「そもそもなぜ沖縄から上京されたのですか?」

相方とお笑い芸人を目指して、上京しました。

「い、稲嶺さんって、芸人志望なんですか!?」
はい、言い出すタイミングがなかったのですが…、「くちびるケチャップ」と申します。野外ライブや月1のホリプロライブで漫才を披露しています。ネタは仕事の合間に私が書いて二人でブラッシュアップしています。※2018年当時

「毎日忙しいのに、なぜ間借り開業しようと思ったのですか?」
駆け出しですから、芸人だけでは食っていけません。2年前に求人広告を見て赤坂の某有名焼肉店でアルバイトをはじめました。相方もピザーラでアルバイトをしています。
ただ、自営の一家で育ち、日常的に家庭の中でビジネスの話をしていた事もあり、もともとビジネスが好きなのですよね。自分がアルバイトをするのではなく、アルバイトを使ってみたらどうなるかが知りたくなりました。
知り合いを通じて、銀座昊を紹介いただいたのですが、その味に感銘を受けました。ラーメン好きでいろいろ回っているのですが、圧倒的に美味しかったのです。変化は自分で起こすものだと思っています。芸能事務所には言わずに始めて、事後報告しました。

「シェアレストランで開業された経緯を教えていただけますか?」

開業方法をいろいろ調べるうちに、シェアレストランは手数料や工事費などの初期投資がかからない為、リスクが少ないと思いました。また、ランニングコストも低い為、勝手がききます。働き方を選んで自分で作っていける自由さが魅力に感じました。

「今後はどのような展開をお考えですか?」
普通、芸人は売れてから、その名前を使って飲食店をやりますよね?その逆をやりたくて。つまり、ラーメン屋できちんと成功してから、芸人としても成功したいです。売れれば正解はないと思っています。ここを芸人の働き口にしていきたいと思います。
「見た目はクールですが、熱い一面もあるのですね。」
何かしら結果を出したい。今まで、格好ばかりつけていましたが、一生懸命やれればいいと考え方が変わりました。自分で開業すると、アルバイトとはメンタルが全然違います。怖い部分もありますが、若いうちに、20代のうちにこれをやりたかったのです。その後の経験値が全く変わってくると思っています。

「では今後、シェアレストランで開業される方へアドバイスを下さい」
計画・段取りばかりをしすぎると、できない理由ばかり考えて最終的にできなくなっちゃいます。考えないでというか、やりながら考えた方がいいです。
あと、開業初日に金庫の暗証番号を忘れないで下さい。あれはかなりパニクります(笑)。
「濃厚担々麵銀座昊/はぐれ雲」
住所 東京都品川区西五反田5-1-20 2階(移転前)
「麺やはぐれ雲」※2019年12月ふるさとの沖縄に移転しました!(現在、閉店) 場所 沖縄県那覇市牧志2-19-21 Mr.Kinjo 美栄橋店 定休日水曜日 営業時間19時〜23時 https://twitter.com/ComHaguregumo

間借り開業はシェアレストラン!

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間借りのマッチングサイト「シェアレストラン」

タイレストランに間借りの女将

母店と間借り店の業態のギャップもシェアレストランの魅力です。オーセンティックなバーが昼間はカレー屋さんに。焼鳥屋さんのランチがパスタ店に。そんな組み合わせの中でも神田の「タイ料理店」は特別です。そう、「着物女将の小料理店」が間借りされています。
タイレストラン プリックプリックタイ
完全にタイレストランですね。中を開けてみると・・・・
小料理屋さんですーー-!
いらっしゃいませ~
「思いたって1ケ月ですが、みなさんにびっくりされます。でも、手数料や投資がほとんどないので、気軽にスタートできました。」

「着物の女将というコンセプトはどのように生まれたのですか?」

本業は外国人向けの着物のレンタルをやっておりますので、私にとっては普段の仕事服です。着物を着るとスイッチ入るのです(笑)。

「飲食店との関わりを教えていただけますか?」

実は飲食経験は1ケ月間で開業しました。12月は着物レンタルがシーズンオフなので、常連だったのお友達の飲食店をお手伝いしていました。そこの板前の方に調理のイロハを教えていただき、飲食店の面白さを知りました。その方にはよくしていただき、わからないことがあれば、今でも聞いています。先日は心配になったのか店まで来てくれました(笑)。ありがたいことに、ここのオーナーにも良くしていただいており、お酒の仕入れも条件などで便宜を図っていただいています。

「飲食店開業した理由をお聞きしてもいいですか?」

自分の居場所が欲しかったというのもありますが、着物レンタルで起業する前は、会社員をしていました。その時の同僚や上司とは今も仲がいいのですが、ストレスフルな業務ですので、みなさん疲れてらっしゃいます。飲食の力で癒すことができないかと思いました。

「メニューはどんな感じですか?」

出身地の山形の料理やお酒や料理が多いです。開業当初はおでんやブリ大根やサバの味噌煮、煮込みやカレーなどを提供してました。現在は山形の地酒を中心に楽しめるお店となっております。
お酒は私がスッキリしたものが好きなので辛口が多いのですが、山形は酒処なので結局どのお酒も美味しいです(笑)。山形のお酒では十四代が有名ですが、東京では高いけどお金を出せば飲めます。でも、逆に地元ではなかなか手に入らないのです。そうではなくて、地元の人間が日常的に飲んでいるお酒を提供しています。山形はつや姫を筆頭に美味しいお米が多いので、酒蔵が作る米焼酎もオススメですよ。

「開店されて1年、お客様の反応はいかがですか?」

小さなお店ですので知らない人同士でもすぐに距離が近くなります。お客様同士が仲良くなり、リラックスしていただくのを見るのは嬉しいですね。それと間借り開店ですが、開店当初、祝花を贈っていただける方もいて、それも嬉しかったですね。

「間借りの大変なところを教えて下さい。」

限られた時間の中で、仕込みや準備をしますので、いろいろ工夫をしながらやりくりしています。それと、やはりスペースが限られていますので、毎日リュックで備品を搬入しています(笑)。

「では最後に今後、シェアレストランで開業される方へアドバイスをお願いします」

周りからは、「やりたいけど、なかなか出来ない」「すごいね!」「さすがだね!」と言われるけど、間借りは本当に気軽にできるスタイルです。まずはやってみたらと思います。投資や借金をしないので、ダメならやめる事ができますしね(笑)。

取材を終えて

非常に話のしやすい方で、早くもご自分の店舗空間を作ってらっしゃるのに驚きました。リスクが少ないとはいえ、少ない経験値で開業するには勇気がいりますが、「仲間の為に癒しの空間を作ろう」と、誰かのためを思っているからこそすぐに行動できたのかもしれません。友達の為に店の手伝いをするなど常日頃手助けをしているから、困った時は手助けされる。そんな矢萩さんの日常の円滑なコミュニケーションが垣間見えました取材でした。 神田タイレストラン「はぎのや」※2021年7月現在、休業中 東京都千代田区神田北乗物町18−5 ■営業時間 18:30-23:00 ■営業日 毎週木曜日・金曜日

はぎのやの様子は東京新聞でも取り上げられました!

https://www.tokyo-np.co.jp/article/112732

間借り開業のご相談はシェアレストランへご連絡下さい

https://share-restaurant.biz
シェアレストランHP

世田谷区初!浅草ペリカンのトースト専門店が三軒茶屋に間借りオープンして1年!

パン好きなら誰もが知る浅草の「ペリカン」。1942年創業の老舗パン屋さんです。メニューはなんと食パンとロールパンのみ。高級食パンブーム前から大人気の店で、予約しないとなかなか購入出来ません。流行のふわふわの甘~い、しっとり系の食パンとは一線を画しており、ずっしり・しっかり・もっちり!小麦の香りと旨味の強い味わいがファンを虜にしています。 そんなペリカンのトースト専門店が世田谷区三軒茶屋に上陸して1年。ペリカンは上野駅や丸井など台東区内で卸しているのは見かけますが、世田谷区に卸しているのは初めてのケースでした。毎年世田谷パン祭りが開催されるなど東京一、パン好きの世田谷区民に愛されるお店となっております。
三軒茶屋のオイスターバー。ランチ時間帯はトースト専門店「coffee&toast」

開店当初は、ペリカンの味をシンプルにいただく3種のトーストメニュだけでした。

ペリカンのトースト
チーズトースト
外はサクサクですが、中はもちもちの食感。トラピスト修道院のバターがいいアクセントになっていて、パクパク食べちゃいます。ペリカンの食パンをシンプルに味わいたい方にお薦めです。

開業後、創作アイデアが次々と!

ずっしりと重たいあんこと軽やかなホイップクリームの相性が抜群のあんこパン、半熟卵のイングリッシュブレックファーストや焼きそばパンなど開業してからも、お客様を楽しませる店主のアイデアは途切れる事がございません。日々、投稿されるInstagramを見ているだけでも幸せな気持ちになります。店主の創作メニュー、是非お楽しみくださいね! https://www.instagram.com/coffeetoast2

開業のきっかけ

オーナーのホシノさんはペリカンさんとは以前から懇意にしていたそうです。なかなか予約のできないペリカンさんのパンを仕入れる営業力もオーナーの持ち味。
「こだわりのパン好きが多いと言われる世田谷の方々に、この味を紹介できればなと思いました。」
開業のきっかけをお聞きしました。
「もともと外食が大好き。いろいろな店舗を回っているうちに、自分でもやりたくなりました。」
とは言え飲食店開業は多額の投資が必要となる非常にリスキーな世界。そんな中、間借りの仕組みを知りこれならリスクが低いと開業をご決断されました。
お客様とのコミュニケーションも良好なオープンカウンターの店内

「ポケモンファンも集って休憩する場所になれば嬉しいです」

実は業界では有名なポケモンマスターのホシノさん。様々なポケモンをゲットするため海外まで足を伸ばす事もあるそうです。昨年もポケモンを捕まえにシカゴへ旅立ちました!この店はPokémon GOのジムの発生ポイントでもあります。 ご自分のアイデアを低コストローリスクで実現するには間借り開業は最適です。今後もシェアレストランマガジンでは様々な起業家の独創的なアイデアの実現を応援していきたいと思います。
開業当初の店頭
店舗名  「coffee&toast」 住 所   東京都世田谷区三軒茶屋1-5-16 オープン日 2019年5月25日 店 主   ホシノ 営業時間  9:00〜14:00 売り切れ次第終了 不定休 営業時間の詳細はSNSをご確認ください。

その後、王様のブランチや櫻井・有吉の夜会など人気テレビに登場、Instagramはフォロワー5.7万人にまで成長!※2021年7月現在

https://www.instagram.com/p/CR0DwcTAOwO/

あなたもシェアレストランで間借りしてみませんか?

「FIREHOUSE」の店長が独立! バターミルクフライドチキンバーガーが絶品の間借りバーガーショップ!

※2020年10月 間借りを卒業して実店舗をオープンいたしました!!!

数々の有名ハンバーガーショップを生み出している名店中の名店、「FIREHOUSE」の店長が軒先レストランを利用して間借り開業致しました。提供するのはアメリカ西海岸スタイルのヘルシーフード!?アメリカンとヘルシーは一見結びつきませんが、今回は「MANDOLIN Hamburger Kitchen」の今村オーナーに詳しくインタビューしてきました。
居酒屋がアメリカンな看板で変身!
看板メニューはバターミルクフライドチキンバーガー!注文を受けてから揚げる鶏胸肉は、バターミルクとハーブで漬け込んでおり、柔らかくカラッとした食感で、ほんのりスパイシー。コクがあるのに後味のいい絶品です!110グラムの大ぶりなバターミルクチキンに、スイートレディシュ(甘いピクルス)と大きめに粗切りにしたジューシーな玉ねぎ、クリーミーでまろやかな自家製マヨネーズソースがあいまって非常にワイルドな食べ応え且つ、洗練された味わいです。聞くと、ファイヤーハウスはもちろん、カルフォルニア現地のフードトラックや個人店、更にはフレンチの技術やスタイルをミックスチャーさせたスタイルとのこと。後ほど、詳しくお聞きしましょう。
Buttermilk fried chicke
美味しいヘルシーフードはいくらでもお腹に入ります(^^♪続いて人気のチーズバーガーも頂きましょう。自然の中で健康的に育てられた豪州産グラスフェッドビーフを100%使用したゴツゴツした中挽きパティにトロトロのアメリカ産濃厚チェダーチーズが降り注がれます。パティの下にはバンズでなく、たっぷり生サラダ!アスリートレベルにグルテンフリーなチーズバーガーです。
cheese burger /salad

名店ファイヤーハウスのご出身とお聞きしました

はい、2016年くらいまで店長をしておりました。四ツ谷のクルズバーガーや小伝馬町のジャック37のオーナーと同期です。その後、彼らのようにすぐにハンバーガーで独立する道もありましたが、ファイヤーハウスのスタイルは出来上がっているものなので、そのままはやりたくない。なかなか踏ん切りがつかず、誘われるがまま六本木でバーを経営していました。
FIREHOUSEにて

その前は何をされていたのですか?

実は最初はフレンチのシェフを目指しておりまして、辻調理専門学校を出て、広尾のフレンチの名店で修業という王道コースを歩んでいました。ただし、叔父がニュージャージーに住んでいて、その影響もあってアメリカ文化に対する強い影響がもともとあって、繊細なフレンチとは真逆の大胆なアメリカ料理、ハンバーガーやフライドチキンはずっと気になっていました。また、カルフォルニアのオーガニックレストラン「シェ・パニース」のチームが来日した時には大胆だけでない、そのサスティナブルなスタイルの新しいアメリカ料理の影響を受けました。
バターミルクで漬け込んだチキンにはたっぷりのハーブと香辛料でしっかりと下味をつけます

なるほど、このハンバーガーを食べて、今村さんのルーツを垣間見た気がします。特にバターミルクチキンはオリジナリティのある逸品です。

時間を作っては大好きなアメリカに渡り、各地のソウルフードの食べ歩きをしていました。メキシカンのおばさんがやっているタコス屋など、地元民しかいかない、ざっくばらんなローカルフードが好きなのです。具材のサイズとかは全然バラバラですが、逆に色々な食感が楽しめて美味しいんですよね。そんな中、カルフォルニアのとある名店でマイルドなバターミルクのフライドチキンを知り、その味に衝撃を受けました。この味と、ファイヤーハウスやフレンチで培った技術。そしてアメリカのローカル店の大胆な調理手法。それらをミックスさせたオリジナルのハンバーガーを創りたいと思いました。

ご自分の中でコンセプトが出来上がった瞬間ですね!

テンション上がりました。ハンバーガーはテンションの高い時に食べる楽しい食べ物です。そこが好きなところですが、より美味しく頂きました。
アメリカでの一枚

どの様にシェアレストランを知りましたか?

ハンバーガーをやるぞと決めてからはフードトラックを検討しておりました。その中で、より初期投資を抑える事の出来るシェアレストランを知りました。少しずつ認知を広げながらブランドを作っていくには最適かと思い、スタートしました。 間借りで営業する中で、デメリットと感じることはありますか? 作り置きはしなくないので、限られた機材やストックの中でいかにオペレーションの構築できるかはまだまだ摸索中です。

今後の営業の中でチャレンジしたいことはどんなところですか?

私はハンバーガーをファストフードでなく、キチンとした安心な食材で、体にもいい料理として提供したいと思います。肉と野菜とパン、ちゃんとした材料で作れば様々な栄養素を手軽にとれます。アリス・ウォーターズさんが提唱されたオーガニックやサスティナブルな文化、地産地消といった部分を自分の中でどの様に出来るかをこれからも突き詰めていきたいと思います。結果、間借りや実店舗を増やせたらいいですね。
〜インタビューを終えて感じたこと〜 今村オーナーの技術やアイデア、メニューに対する想いもさることながら、インタビュー当日もビラ配布などの営業努力もしっかりされているところに感銘を受けました。 店名にもあるマンドリンのような丸くて柔らかい響きの美味しいハンバーガー。人気の行列店になるのも時間の問題と感じました。 店舗名   MANDOLIN Hamburger Kitchen 住 所   東京都世田谷区宮坂1丁目25−2 楽緑内※移転しました ※東急世田谷線宮の坂駅前の地元密着系居酒屋「楽縁」の昼間の時間に間借りしております。 オープン日    2019年10月7日 営業時間  8:00~15:00 不定休 店 主   今村 治樹
Instagram
https://www.instagram.com/mandolin_hamburgers/
Twitter
https://mobile.twitter.com/mandolin_burger

その後、間借りを卒業して実店舗を出店致しました!実店舗の場所はこちら↓

間借りの本場大阪の先駆けレジェンド店 実店舗を出店した『ナーガカリー』冨家さんインタビュー

日本の国民食と言っても過言ではないカレーライスは、近年カレーブームと呼ばれるほどに大流行の様相を見せており、毎日たくさんの店舗で行列ができています。 カレー屋が乱立し激戦区と呼ばれる大阪市で『間借り店舗/シェアレストラン』として成功し、2018 年8月には天満周辺の食べログランキングで2位になるなど、4年にわたり絶大な人気を誇っているナーガカリーの冨家さんに、間借り店舗での成功の秘訣についてインタビューしました。

冨家さんがカレー屋さんを始めたきっかけは、なんと「簡単に作れると思ったから」

―早速ですが、冨家さんが独立したきっかけを教えてください。 「もともと食べることが趣味で色々と食べ歩いていたのですが、コーヒー・パン・ピザと 色々な食べ物が流行していくなか、5~6年ごろ前に突然カレーブームが来たんですよね。カレーはスパイスなどにこだわれば奥が深いけど、パンやピザと違って自宅でも簡単に作れるので敷居が低いじゃないですか。 それで自宅で試しに作ってみたら案外おいしくて、「これはいけるんじゃないか」と思ったのがきっかけです。」
―それでは、特にカレー屋さんで修行などはしていないのですか?
「一切していないですね。前に働いていたところは大手チェーンの飲食店だったのですが、調理といっても用意されているものをササッと仕上げるくらいだったので、料理歴もそこまで豊富ではありませんでした。むしろ今となっては修行をしたいと思い始めたくらいです(笑)」
―なるほど(笑)。では「手軽に作れる」という点からカレー屋を始めようと思ったのですね。
「はい。あとはカレーブームのときにカレー屋さんを食べて回っていると「こんなところでも行列ができているのか」と、人気の高さに驚いたことがありました。カレーブームもまだ始まって1年くらいだったので、まだまだ参入できる余地があると感じたのもきっかけの1つですね。」

シェアレストラン成功の秘訣は「人脈」から。開業資金も持たず、一か八かの開店

飲食店の開店していない時間を借りて営業する間借り店舗(シェアレストラン)ですが、間借り店舗を始めようと思った経緯は何でしょうか?
「きっかけは雑誌です。雑誌を見ていると他のカレー屋さんが間借りで店を始めたという特集が載っていて、「このような始め方があるのか」とそこで初めて知りました。 そこで知り合いのバーに「カレーを作っている」と話をしてみると、「じゃあうちでやってみる?」ということになって、とんとん拍子で開店が決まりました。5月の頭に相談して7月の頭には始められましたね。」
―それはすごいスピードですね。開業にあたって準備などはされていましたか?
「一切していませんでした(笑)。開業資金もなかったので、一か八かでしたね。準備期間は無くて、とにかく始めたほうがいいと思ったので。 そのおかげで間借りの先駆けとしてスタートできました。当時は間借りもそこまで浸透していなかったので、「いま始めたらやりやすいはずだ」と感じたのがよかったですね。」
―最初はスピード感を意識して始めたのですね。それでは、事業が成功する転機のようなものはありましたか?
「開業し始めのころは鳴かず飛ばずで、オーナーの知り合いが食べにくる程度だったのですが、2か月目に地元誌の取材が入り、その雑誌でなんと表紙を飾ることができたんですよ。そこからグッと伸びて、かなり忙しい状態になりました。運が良かったと思います。」
―なるほど。スピード重視で始めていなければ雑誌に載ることもなかったかも知れませんし、早く始めたことが成功に繋がったのですね

シェアレストランのメリットはなんといってもコストがかからない点

―間借り店舗のメリットは何でしょうか?
「何と言っても金銭面ですね。設備面もある程度共有できるのでコストがほとんどかからないですし、お金が無くても早く始められる点がいいですね。」
―金銭面で借りている店舗ともめることはありませんでしたか?
「いま間借り店舗が2件目なのですが、どちらのオーナーとも良好な関係を築けているので、特にトラブルはありませんでした。 もともと飲み友達で、まったく知らない人じゃなかったというのがよかったと思います。 いきなり知らない人に間借りをお願いしても断られると思いますし、自分が貸す側でも断ると思います(笑)」

間借りで苦労した点は「思うようにやれないこと」

―それでは、間借り店舗で苦労したことはありますか?
「やはり自分の思うようにやれない点ですね。いま借りている店舗も韓国風居酒屋から提供するものが色々と変わって内装も変わっていった。 本来であればカレーをスムーズに作れる配置は絶対あるはずだけど、それができないので少し苦労しています。朝店内のフォーメーションを少しいじって、戻してという作業を毎回やっています(笑)」
―なるほど。夜の時間帯までに引き渡すのも大変そうですね。
「そうですね。14時30分に店を閉めて、16時に引き渡す約束になっています。もちろん多少の融通は聞いてくれますが、時間的な制約も大きいです。」

今後の目標は、独立して夜の時間帯も営業すること

―間借り店舗として成功を収めているナーガカリーさんですが、今後の展望は何かお考えですか?
「もちろん独立はしたいですよ。他の間借り店舗も結局は独立していることが多いので。正直ここまで長く間借りできるとは思っていなかったです。」
―今年で丸4年も間借りとして経営している理由などはあるのですか?
「単純にお金が貯まらなかったからですね(笑)営業開始2か月目でお店が忙しくなって、すこし浮ついてしまいました。腰痛にもなりましたし、人員を増やしてコスト面でうまくいかなかったこともあります。 まあ、浮ついていたときにかなり飲みに行っていたおかげで人脈が増えて、間借りでやっていけてるんですけどね(笑)これから間借りでビジネスをされる方がいるのでしたら、コツコツと地道にやったほうがいいと思います。」
―なるほど(笑)。独立したらやりたい事はありますか?
「夜の営業がやりたいですね。ぼく自身、夜のほうが向いている気がしますので、お酒を中心に、スパイスを効かせた料理を出すカレー屋として展開したいです。最近はバー営業をしている店も増えてきましたが、まだまだ入り込めると考えています。」
―ありがとうございます。では最後に、これからシェアレストランで間借りを始めようと考えている人に対してメッセージがあればお願いいたします。
「ぼく自身は人脈の運が強かったので、間借りでも大きなトラブルも無くやってこられています。間借りをやっていても「話が違う」といってうまくいかない店の話も聞くので、間借りはいつ契約を切られてもおかしくないというリスクを覚悟してやったほうがいいですね。」
真剣なまなざしの富家さん

事業の成功には「スピード」も大切。

今回、間借り店舗の先駆けであるナーガカリーの冨家店長に、間借り店舗であるメリットや苦労した点、今後の展開について伺いました。 間借り店舗を検討して2か月で店をオープンさせ、その2か月後には雑誌の表紙をかざるなど、早いスピードで成長を遂げたナーガカリーですが、その背景には冨家さんの広い人脈と鋭いビジネス感覚がありました。 もちろん味への探求も忘れておらず、「いまでも常に修行のような感じです」と語る冨家さんは、5周年を迎える来年には独立を考えているとのこと。常に行列ができる人気店の動向に注目しましょう。 ※2020年1月独立をされました!天満から南森町へそして天神橋へ移転実店舗オープン!
また、冨家さんが指摘したように、「話が違う」とならないように、利用条件などが明文化されているマッチングサイトを利用するのも一つの手です。トラブルを回避して充実した間借りライフを送りましょう。 「シェアレストラン」https://share-restaurant.biz/

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